ロイター・ジャパン、携帯情報端末「ブラックベリー」向け金融データ配信サービスを提供
ロイター、携帯情報端末「ブラックベリー」向けの金融データ配信サービス
「ロイター・ワイヤレス・デリバリ・システム」を提供開始
ロイター・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:武井祐二、以下 ロイター)は本日、ロイターが配信する金融情報やニュースなどを企業向けの携帯情報端末で利用できる新サービス「ロイター・ワイヤレス・デリバリ・システム(以下:RWDS)」の提供を開始しました。
RWDSは、ロイターが金融機関を中心とした法人向けに配信しているリアルタイム金融データやニュース、チャート、アラート、およびユーザ企業独自の社内データを、携帯情報端末「ブラックベリー」に配信するサービスです。これにより、ユーザはロイターのデスクトップ端末上で利用しているこれらのコンテンツに、国内外を問わず外出先からいつでもアクセスすることが可能になります。
ブラックベリーは、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)社が開発している多機能携帯情報端末で、高い安全性をもつ法人向けメールシステムとして欧米企業を中心に広く普及しており、本年秋から日本でもNTTドコモにより企業向けに販売が開始されました。
RWDSは、ロイターのデスクトップ端末にコンテンツを配信する際に使われる情報配信プラットフォーム「ロイター・マーケット・データ・システム(RMDS)」の付加機能として提供されます。RWDSは、RMDSより取得したコンテンツを小型スクリーンで見やすいように最適化し、ブラックベリーのサーバシステム「ブラックベリー・エンタープライズ・サーバ(BES)」に送信、コンテンツはそこから各エンドユーザの持つブラックベリー端末へと送信されます。データの利用は、データ・アクセス・コントロール(DACS)によって管理されるため、デスクトップ端末とブラックベリー端末での同時ログインを避けることができ、取引所データに対する二重課金を防ぎます。またコンテンツは、高度に暗号化され、RIM社が企業メールサービスで培ってきたアーキテクチャを通じて配信されるので高い安全性が確保されています。
<RWDSの主な特徴>
・ワイヤレス: 豊富な金融データとユーザ企業の社内データにいつでも、どこでも*アクセス可能 (*ブラックベリーの通信範囲内)
・ニュース: カギとなる情勢を見逃さないための最新のロイターおよび第三者機関の経済ニュースレポートを閲覧
・クォート・リスト: お気に入りの特定銘柄を複数登録し、値動きをリアルタイムでモニター
・フルクォート: 個別銘柄のパフォーマンスを詳細なクォートで表示
・チャート: 日中足から過去10年までのチャート作成機能
・リアルタイムのアラート: 上下のプライスリミット、速報ニュースやポートフォリオの動きなどを通知
・簡単ナビゲーション: 2回のクリックだけで使いたい機能へアクセス
・ネットワークの有効活用:差分送信で通信負荷を軽減
・データ配信管理システム: 取引所への重複アクセスによる二重課金を回避
・管理とカスタマイズ: ブラウザベースのツールによって、新しい画面の作成、表示するデータ・フィールドの修正、銘柄の追加・削除などが可能
・ブランドの統一: ユーザ企業のブランドにあわせたスクリーンのカスタマイズが可能
RWDSのソフトウェアライセンス価格は、ユーザ数のレンジに応じて決定されます。 25ユーザライセンスの参考価格は、月額240,000円です。(RMDS、BESの料金は含みません。)
ロイターについて
ロイターは一日10億人以上にニュースおよび金融情報を提供する世界最大の総合情報企業です。提供する情報は、スピード、正確性、独立性において高い評価を得ており、世界各地の報道機関、金融機関で幅広く利用されています。法人向けの記事、データ、写真、映像配信のほか、個人向けにもオンラインあるいはデジタルプラットフォームにて情報を配信しています。1851年に創業、世界89カ国に15,300人の従業員を擁し、2005年度のグループ全体の総収入は、24億ポンド。 http://www.reuters.com / http://www.reuters.co.jp
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