NEC、データセンターなど向けWAN高速化装置「WanBooster」5機種を発売
中・大規模オフィスやデータセンタ向けに
WAN高速化装置「WanBooster」を強化
新製品に関する情報
WAN高速化装置「WanBoosterシリーズ」 http://www.nec.co.jp/datanet/wanbooster/
NECは次世代ネットワーク(NGN)時代に向け、WAN環境での高速ファイル転送を実現するアプライアンス製品「WanBoosterシリーズ」において、中・大規模オフィスやデータセンタでの用途に最適な大型機4機種、中型機1機種の計5機種を製品化し、本日から販売活動を開始いたしました。
WanBoosterは、世界の有力ベンダである米国リバーベッドテクノロジー社からソフトウェア「RiOS(リオス)」のライセンス供与を受け、実績のあるNECのサーバ技術と組み合わせた製品です。
最上位モデルの「WanBooster 6020」は、WAN帯域を最大310Mbpsと従来のモデルに比べ30倍に強化、セッション接続数では最大40000ユーザと20倍に強化するなど大幅な機能強化を図っております。
また、大型機4機種については、次世代ストレージ標準規格(Serial Attached SCSI :SAS)およびディスクアレイ(RAID5)対応、冗長電源、冗長ファンを標準搭載し高信頼性を実現しております。
併せて、全機種(出荷済み3機種を含む)においてソフトウェアの機能強化を行い、(1)NFS(ネットワーク・ファイル・システム、(注1)のファイル転送の高速化が従来モデルでは最大7倍であったものを今回のモデルでは最大55倍に向上、(2)QoSの実装によりVoIPやビデオストリーミングといったリアルタイムデータの転送安定化、(3)日本語ユーザインターフェースの初提供や分析ツール連携により管理の利便性、可視性を向上しております。
新製品の希望小売価格(税別)ならびに出荷時期は次の通りであります。
(* 関連資料 参照)
NECでは、WanBoosterシリーズにおいて、今後3年間で2000台の販売を見込んでおります。
遠隔地とWANを介してファイル転送を行う場合、データのやり取りに遅延が発生するため十分な性能が出ず、遠隔地間でのファイルサーバ統合やバックアップ、ディザスタリカバリ(事業継続)システム構築の際には大きなネックとなっており、WAN環境でのファイル転送を高速化したいというニーズが高まっております。このたびの新製品はこのようなニーズに応えたものであり、本機を、WANを挟んで通信を行うそれぞれの拠点(例えば、東京と大阪など)に設置することで、拠点間通信を高速化するものであります。
なお、NECでは本年12月6日から8日まで東京ビックサイトで開催する「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2006」に本製品を出展いたします。
以上
<備考> 価格に消費税は含まれておりません。
(注1) NFS:
遠隔地にあるコンピュータのファイルを、自分のコンピュータにあるファイルのように操作できるファイル共有システム。
※ 記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標。
新製品に関する情報WAN高速化装置「WanBoosterシリーズ」
http://www.nec.co.jp/datanet/wanbooster/
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC UNIVERGEソリューション推進本部
電話:(03)6405-0730