大同特殊鋼、自動車部品向けの熱間高速横型鍛造機を稼働開始
自動車部品向け 熱間高速横型鍛造機の稼働開始
大同特殊鋼株式会社(社長:小澤 正俊)は、知多型鍛造工場(愛知県東海市)に約12億円を投資し、2006年8月から進めてきた熱間高速横型鍛造機「HBP160SS」1基(株式会社阪村ホットアート製)の設置工事が完了し、12月7日に竣工式を執り行い、稼働を開始しました。
「HBP160SS」は、自動車部品向けの旺盛な需要に対応するもので、おもにトランスミッション用ギア、足回り部品、およびエンジン用部品といった自動車部品、ベアリング部品を製造します。
稼働開始により、当社の熱間高速横型鍛造品の国内生産能力は、知多型鍛造工場に6基、君津工場(千葉県君津市)に5基の計11基体制で、月産7,000トン(従来6,000トン/月)になります。
1.「HBP160SS」の特長
・鍛造~自熱焼準*の一貫ラインによる低コスト・短納期生産が可能
・機械構造及び金型構造の改善による製品取扱いキズ抑制と製品精度の向上
・高速型替装置の導入による高生産性を追求
鍛造荷重 : 800トン
生産能力 : 60~100個/分(製品形状、製品重量により変動あり)
製造可能範囲 : (1)外径 … 45mm ~ 103mm
(2) 高さ … 10mm ~ 69mm
(3) 重量 … max 1.2kg
*自熱焼準 : 鍛造時の残熱を利用して行う焼準
2.売上目標
【熱間高速横型鍛造品売上】
2005年度実績 155億円
↓
2008年度目標 200億円
米国子会社 OHIO STAR FORGE CO.(熱間高速横型鍛造機を4基保有)の売上を含みます。