デザインエクスチェンジ、ななせと提携し「千社貼札」販売ビジネスに参入
株式会社ななせとの業務提携による「千社貼札」販売ビジネス参入のお知らせ
当社は、本日開催の取締役会にて新規ビジネスの一環として日本伝統文化商材の製造・販売を手掛ける株式会社ななせ(本社:東京都台東区、代表者:代表取締役社長 岡田キクエ)と提携し、同社が全国で展開しているデジタル「千社貼札」製造販売機による「千社貼札」の販売ビジネスに参入することを決定しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.新事業参入の目的および内容
当社は、業容の拡大と既存のデザインビジネスの更なる発展を目的とし、今般、株式会社ななせが全国で展開しているデジタル「千社貼札(せんじゃはりふだ)」製造販売機による「千社貼札」販売ビジネスに参入することを決定しました。長年に渡り多くの方々に支持されている商材である「千社札」のデジタル製造販売ビジネスにおいては、各エリア特性に合わせたいわゆるご当地デザインが売上高に大きく影響することから、当社の強みであるデジタルデザインビジネスとの融合が効果的であり、千社貼札製造販売大手で、全国に販売機設置ロケーションのネットワークを持つ株式会社ななせが生産した機材を当社が購入し設置する形態での協業が有効であると判断しました。
2.「千社貼札」とは
「千社貼札」とは、江戸時代、数多くの神社仏閣を巡拝して歩いた千社詣で(千社参りともいう)の際に人々が参拝奉納のしるしに寺社に納める札のことでしたが、後に自分の名前や生国・屋号などを書いて願掛けしたり、名刺代わりに交換したりと、江戸っ子の間で大流行した紙の札のことです。現代の「千社貼札」では台紙に耐水性の用紙を使うなど、よりヘビーデューティーな使用にも耐えるよう改良されており、用途もさまざまになっています。
3.提携先の概要
(1)会社名 :株式会社ななせ
(2)住 所 :東京都台東区北上野2-26-12 松岡ビル
(3)代表者 :代表取締役社長 岡田キクエ
(4)設立年 :平成12年
(5)資本金 :20百万円
(6)事業内容:デジタル自動販売機の企画・開発・製造・販売
エンターテインメントグッズの開発・製造
日本伝統文化商材の製造・販売
(7)当社との関係:人的・資本および取引関係はありません。
4.今後の見通し
「千社貼札」は江戸時代より庶民に愛され続けている定番商品で、流行に左右されず、年齢層、職業、性別を問わず支持されている千社札を商品化したもので、写真シールなどと異なり現在でも消費者から根強い支持を受けている商品です。今後は、当社も積極的にデザインの提供をするなど他商品と差別化をしつつ、早急に全国展開をしてまいります。具体的にまずは来年度中に全国1,000箇所の観光地や景勝地、球場、空港、ショッピングセンターなどを中心に販売機を設置し、その後1-2年の間に最大3,000箇所の設置を目指してまいります。
5.業績に与える影響
当事業の平成19年12月期の売上高は210百万円から240百万円程度を目標としております(1,000台設置完了後、通期での売上高は420百万円から480百万円を目標としております)。また、3,000台全て設置が完了した場合の各事業年度ごとの売上見通しは約1,260百万円から約1,440百万円となる予定です。
なお、利益等については現在精査中であるため、本件が業績に与える影響については、平成19年12月期の業績見通しに含めて、平成19年2月末の本決算発表時に開示する予定であります。
以上