IBE、MPEG-4 AVC/H.264開発者など向け規格適合検査・解析ソフトを発売
MPEG-4 AVC/H.264および3GPP/3GPP2開発者向け規格適合検査・解析ソフトウェア
「Mindego Analyzer 4600 Ver.2.2(ミンディゴ・アナライザー 4600 Ver.2.2)」を発売
株式会社アイ・ビー・イー(東京都千代田区、社長:坂井 裕、以下IBE:証券コード2347)は、MPEG-4 AVC/H.264※1および3GPP/3GPP2※2製品を開発する技術者やエンコード※3作業者向けに、ファイル規格適合検査・解析をWindows(R)上で手軽に実現するソフトウェア製品「Mindego Analyzer 4600 Ver.2.2(開発元:米:Mindego社)」を、平成18年12月21日より発売いたします。
【 本製品の主な機能および特徴 】
本製品は、平成16年7月21日に発表したMPEG-4ファイル規格適合検査・解析ソフト「Mindego Analyzer 4600」の検査・解析機能を元に、新たに解析対象として次世代DVDで使われているMPEG-4 AVC/H.264 HighProfileを追加し、さらにワンセグ放送規格ARIB TR-B14適合性検査などMPEG-4 AVC/H.264の解析機能を強化したソフトウェアアプリケーションです。MPEG-4 AVC/H.264関連の技術開発において、専門知識を持たないユーザーにも手軽にMPEG-4 AVC/H.264規格適合性検証を行えるように、また、専門知識をもった技術者には詳細な解析機能を提供し、さまざまな要求に応じてデータ互換性の保証などの規格適合性を容易に検証することを可能にします。標準価格は130万円(消費税別)でご提供致します。
【 本製品の発売開始の背景 】
MPEG-4 AVC/H.264は、ワンセグ放送や次世代DVDであるHD-DVDやBlu-ray Discで使われている動画の国際標準圧縮方式で、携帯電話向け動画配信やテレビ会議システム、IP放送など様々なシステムや機器でも採用されはじめています。MPEG-4 AVC/H.264を使用するシステムや機器の需要は今後着実に増大し、それぞれのシステムや機器が相互に同じMPEG-4 AVC/H.264データを表示できる互換性の保証が重要です。このため、本製品ではMPEG-4 AVC/H.264の解析機能を強化しました。本製品は、MPEG-4 AVC/H.264で規定されたビデオ圧縮データ単体の規格適合検証規格だけでなく、音声やその他のデータも含めたファイルフォーマットであるMP4ファイルフォーマット※4またはMPEG-2 トランスポートストリーム※5に格納されたMPEG-4 AVC/H.264データの検査・解析にも対応しています。このため、実際に使われるファイルを容易に解析でき、本製品を使用することで、MPEG-4 AVC/H.264関連製品の開発効率が向上します。
※1 MPEG-4 AVC/H.264は高い圧縮率を持つ動画圧縮の国際標準(ISO)規格。
※2 3GPP/3GPP2は現在携帯電話などで普及している動画フォーマットの一つ。
※3 映像コンテンツを特定のデジタル形式に変換すること。
※4 MPEG-4形式の圧縮動画データを格納するISO規格のファイル形式の一つ。
※5 MPEG-2およびMPEG-4形式の圧縮動画データを格納するISO規格のファイル形式の一つ。
Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
*詳細は、添付資料をご参照ください。
【 本件に関するお問い合わせ先 】
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