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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.26.Tue
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2007'06.03.Sun

沖電気など5社、次世代のオフィス環境を研究・開発する「知的オフィス環境コンソーシアム」を設立

次世代のオフィス環境を研究・開発する「知的オフィス環境コンソーシアム」設立


 沖電気工業株式会社、同志社大学、株式会社日立製作所、松下電工株式会社、三井物産戦略研究所は、次世代のオフィス環境を研究・開発することを目的に、本日付で「知的オフィス環境コンソーシアム」を結成しました。

 知的オフィス環境とは、オフィスで働く人々の仕事の内容や好みなどにあわせ、明るさや光色といった照明環境や空調による温度環境などを自由に変えることにより、作業効率や創造性を高め、疲労度やストレスを軽減する適応的分散可変型の環境のことです。従来のオフィスでは一定の照度や温度が提供されていましたが、知的オフィス環境では人間・業務・場所・時間などの条件に応じた個別で最適な状態が実現でき、オフィスの機能性を高めることができます。

 知的オフィス環境を実現するためには、照明や空調の知的化技術と、各機器をネットワーク接続する技術、ならびに全体を自律分散的に制御する分散最適化アルゴリズムという3分野の技術が必要になります。本コンソーシアムの会長となる同志社大学工学部の三木光範教授は、日本を代表する最適化デザインの権威であり、これまで照明に人工知能を組み込み、ネットワーク接続し、任意の場所に必要な照度を提供する新しい原理で動作する知的照明システムの研究で大きな成果をあげてきました。今後は本コンソーシアムを基盤に、その技術をさらに空調などにも拡張し、オフィス全体の生産性と創造性、ならびに人間の快適性と省エネルギー性を大きく高めるシステムの実用化に踏み出します。

 本コンソーシアムでは、省電力無線とネットワーク技術で業界をリードする沖電気工業、高度な研究や産学連携で躍進する同志社大学、豊かな人間生活とよりよい社会の実現をめざす日立製作所、設備ネットワーク技術を活かし、新しい環境創造を目指す松下電工、グローバルビジネス戦略策定経験豊富な三井物産戦略研究所がコアとなり、広く日本の技術を結集し、日本発のグローバルスタンダードの実現を目指します。

 本コンソーシアムでは2008年末までをめどに知的オフィス環境を実現する技術の確立を目指し、東京や大阪の先進的ビルでの実証実験を行う計画です。それにより、次世代の省エネルギー・快適オフィス環境の普及、日本の産業の知的生産性の向上、海外への技術輸出、更にCO2削減による社会貢献を達成したいと考えています。

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