ゼンテック、Windows Vista対応の「デュアルSDIOホストコントローラ」を発売
ゼンテックがWindows Vista標準ドライバ対応
「デュアルSDIOホストコントローラ」を世界で初めて開発
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷省三、以下、「ゼンテック」)は、世界で初めて2つのSD/SDIOスロットを同時に制御できる「デュアルSD/SDIO ホストコントローラデバイス CG200V2」を開発、2007年1月より発売いたします。
今回開発したSDホストコントローラデバイス(CG200V2)は、発売がすでに秒読み段階のWindows Vistaに新たに標準サポートされるSD/SDIOホストドライバに対応しており、次世代モバイル機器に向けた最適なSDホストコントローラデバイスです。すでに多くの組込み機器で採用実績のあるCG200V1の機能を受け継ぎ、さらに発展させました。業界初のユニークな機能に加え、豊富なインターフェイスモードをサポートし、PCI向けにもSDIOホストコントローラのスタンダードとなるべく開発されました。
UMPC(ウルトラモバイルPC)やSmart Phoneの分野で、大手CPUベンダおよびチップベンダのリファレンスボードに採用されています。
今回の新製品は、次世代Windows Vista標準ドライバに適応し、2つのSDスロットへの供給電源を独立に制御する機能を搭載しました。これにより、例えば、本製品1チップで(1)SDメモリ(2)機器内蔵のSDIO 無線LANモジュールをWindows Vistaで同時制御ができることになります。また、今回PCIバスモードでの動作互換性を追及し、多くの機器で外部メモリカードスタンダードであるSDメモリカードおよびSDIOカード・モジュールなどを、ユーザの視点でより使いやすくし、且つ省スペース化、省電力化を実現可能とし、システム機器の差別化を図ることができます。
また、PCI、汎用バス(8,16,32Bit)で利用する際(ATAモードを除く)には、SDカードの新規格であるSD-HC(High Capacity)カードに対応することができ、今後ますます多くの機器に向けての応用展開が期待されております。
今回の新製品CG200V2は、評価キット(CG200V2EDK)も含めて、2007年1月より発売開始予定です。
【 主な特徴 】
・世界で唯一、1チップで2つのSD/SDIOスロットの制御サポート
・Windows Vistaの標準SDIOホストドライバで完全動作
・パッケージサイズは8.0×8.0×1.0mmと業界最小のFoot Print
・20Mbyte/secを超える業界最速レベル転送レートを実現
・インターフェイスモードはATA、PCI、汎用バス(8,16,32Bit)をサポート
・汎用バス、PCIモードでは、容量4Gバイト以上のSD-HC規格に対応
・汎用バスでは各種OS用ドライバへのサポートおよび顧客別の改変対応も可能
ゼンテックでは、今後ともデジタル情報家電技術ソリューションを核に、SD/SDIOならびに無線LANおよび関連技術を提供してまいります。
●パッケージ:144pin VFBGA(サイズ:8.0×8.0×1.0mm)
(※ 関連資料を参照してください。)
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパンについて
1997年に創業者である社長大谷省三により、世界のソフトウェア技術の頂点にある米国シリコンバレーに設立されたゼンテック・テクノロジー・インク(現在は連結子会社)を母体とし、2000年2月に本邦に設立されました。既にDVB-MHP、OCAPなどのデジタルTVおよびSTB向け世界各国の標準規格「MediaStack(TM)シリーズ」や、Java搭載携帯電話向けの統合開発環境「JADE(TM)シリーズ」、携帯電話などの組込み機器上で動くJavaベースのウェブブラウザ、デジタル家電向けビジュアル・オーサリングツールの「Zentek MediaMaster(TM)」などを提供しており、デジタル情報家電分野での高度な専門知識を活用し、最先端ソフトウェアの開発・サポート・ライセンス、およびデジタル家電・携帯電話事業に必要不可欠なQA(Quality Assurance:品質保証)事業などの画期的な情報家電技術ソリューションを包括的に、日・米・シンガポールの拠点より世界に向けて提供し、ユビキタス社会の実現に貢献する事を使命としております。
さらに詳しい情報につきましては、 http://www.zentek.co.jp/ をご参照ください。
*記載された社名および製品名は各社の登録商標もしくは商標です。