リサ・パートナーズなど、宮崎銀行と提携し「ひむかリバイタルファンド」を組成
宮崎銀行との「ひむかリバイタルファンド」組成に関するお知らせ
本日、当社および当社100%子会社である株式会社リファス、リサ企業再生債権回収株式会社は、株式会社宮崎銀行(取締役頭取佐藤勇夫)との間で、事業再生に関する業務協力協定を締結するとともに、企業再生支援ファンド「ひむかリバイタルファンド」を組成することに合意致しました。
宮崎銀行は、宮崎県全域を営業基盤とする県下最大の地域金融機関であり、これまで事業再生業務に関して、企業経営支援室を設置するなど積極的に取り組んでいることで知られております。平成17年4月には「地域密着型金融推進計画」を公表し、企業再生に関する実績を着実に積み上げております。今回のファンドに宮崎県の旧国名である「ひむか」を使用していることからもわかるように、今後当社グループと宮崎銀行は、宮崎県地域経済の更なる発展に向けて、緊密に連携しながら地域企業再生に取り組んで参る所存です。
現在当社は、北海道から沖縄まで全国で50を超える地域金融機関と、企業再生に関する業務提携やファンド組成を手掛けており、また愛媛県、埼玉県、沖縄県、千葉県では官民一体の企業再生ファンドの組成・運営も手掛けおります。今般のファンド組成については、これらの着実な取り組みや実績が評価されたことによるものと考えております。
当社グループは、今後も地域金融機関との幅広いネットワークと、全国各地における企業再生の取り組みを通じて蓄積したノウハウを最大限に活用し、地域経済の一層の活性化に取り組んで参ります。
1.当ファンドの投資対象
当ファンドは、宮崎県およびその周辺地域において、一定の経営基盤を持ち、相応の収益性は保っているものの、過剰負債や不採算事業部門等の問題があることにより企業活力が削がれている企業の有利子負債または株式に投資します。
2.当ファンドの特色
当ファンドは、主な投資対象を地域の中小企業とするとともに、地域金融機関が主導的に関与しながら企業・事業再生を推進するという点に大きな特色があります。
当社グループが地域特化型再生ファンド、官民一体型再生ファンドの運営などで培った事業再生ノウハウや、全国の地域金融機関ネットワーク等を提供することにより、過剰債務の処理、不採算事業のリストラ、M&A等の再生シナリオを策定・遂行し、対象企業の再生と地域経済の活性化を同時に実現して参ります。
3.当社グループの役割
当社はファンドの管理運営を担当いたします。案件のデューデリジェンス、再生シナリオの作成等については当社および子会社の株式会社リファスが担当し、貸付債権の管理回収業務(サービシング業務)は子会社のリサ企業再生債権回収株式会社が担当致します。
4.当期業績への影響
本件により、今後手掛ける再生案件の増加に伴う投資収益、フィー収益等が期待できますが、当期については残り事業期間も短いことから、業績に対する影響は軽微と見込んでおります。
5.株式会社宮崎銀行の概要(平成18年3月末現在)
(1)名称 : 株式会社宮崎銀行
(2)主な事業内容 : 普通銀行業
(3)設立 : 昭和7年7月
(4)本店所在地 : 宮崎県宮崎市橘通東四丁目3番5号
(5)代表者 : 取締役頭取 佐藤勇夫
(6)資本の額 : 10,662 百万円
(7)従業員数 : 1,279 名
(8)大株主構成および所有割合 :
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 4.80%
日本生命保険相互会社 3.29%
明治安田生命保険相互会社 3.00%
株式会社鹿児島銀行 2.63%
宮崎銀行従業員持株会 2.51%
(9)当社との関係 : 人的関係、資本的関係、取引関係はございません。
6.当社の事業再生ネットワークの状況(ご参考)
※ 関連資料 参照