ファイザー、β-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤「ユナシン-Sキット(R)静注用1.5g、3g」を発売
β-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤
「ユナシン-Sキット(R)静注用 1.5g、3g」を新発売
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岩崎 博充、資本金:648億円)は、12月20日にβ-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤「ユナシン-Sキット(R)静注用1.5g、3g」(一般名:注射用スルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウム)を新発売します。
ユナシン(R)-Sについて
◆長年の使用実績
ユナシンSはβ-ラクタマーゼ阻害剤配合のペニシリン系薬として、1994年にバイアル製剤が発売されて以来、肺炎をはじめとした感染症の治療薬として多くの患者さんに処方されています。
◆簡便なキット製剤の追加
ユナシンSのバイアル製剤では、通常肺炎治療には1.5gバイアルを1日4本(1回2本)の調製が必要でしたが、キットでは3gキットを1日2回、ワンプッシュの調製で済むため、医療現場における注射手技のプロセスの簡素化に貢献できます。
溶解操作の特徴
溶解液部分を手で押して隔壁を開通させ、更に溶解液部分を繰り返し押すことで薬剤を完全に溶解させます。
※参考画像参照
ユナシン-Sキット静注用1.5g、3gの概要
【商品名】 ユナシン-Sキット静注用1.5g、ユナシン-Sキット静注用3g
【一般名】 注射用スルバクタムナトリウム・アンピリシリンナトリウム
【製造販売】 ファイザー株式会社
【効能・効果】 <適応菌種> 本剤に感性のブドウ球菌属、大腸菌、プロテウス属、インフルエンザ菌
<適応症> 肺炎、肺膿瘍、膀胱炎、腹膜炎
【用法・用量】
[肺炎、肺膿瘍、腹膜炎の場合]
通常成人にはスルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、1日6g(力価)を2回に分けて静脈内注射または点滴静注する。
[膀胱炎の場合]
通常成人にはスルバクタム・アンピリシリンナトリウムとして、1日3g(力価)を2回に分けて静脈内注射または点滴静注する。
通常小児にはスルバクタム・アンピリシリンナトリウムとして、1日60~150mg(力価)/kgを3~4回に分けて静脈内注射または点滴静注する。
[静脈内注射の場合]
日局注射用水、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液に溶解し、緩徐に投与する。
[点滴静脈内注射の場合]
補液に溶解して用いる。
[キットの場合]
用時添付の溶解液にて溶解し、静脈内に点滴注入する。
【製造販売承認】 2006年10月12日
【薬価収載】 2006年12月8日
ユナシン-Sキット静注用1.5g (1.5g)1キット(生理食塩液100mL付):1,670円
ユナシン-Sキット静注用 3g (3g)1キット(生理食塩液100mL付):2,243円
以上