PALTEK、アットマークテクノと販売代理店契約を締結
(株)PALTEKが(株)アットマークテクノと販売代理店契約を締結
~組み込みLinuxボード製品の取扱いを開始~
半導体および関連ソフトウェアのソリューションサプライヤである株式会社PALTEK(代表取締役社長:高橋忠仁、以下PALTEK)は、このたびシステムハウスの株式会社アットマークテクノ(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:実吉智裕、以下アットマークテクノ社)と日本国内における販売代理店契約を締結した。
現在、成長が著しい組み込み機器市場において、ネットワーク化の需要は非常に高く、あらゆる機器において早急なネットワーク対応が求められている。しかし、ネットワーク化するためにハードウェアを設計段階から開発するという従来の開発スタイルでは、タイムリーに市場の要求を満たすことはできないため、CPUボードのようなモジュールを利用し、短期間かつ低開発コストで製品を市場投入することが求められている。
アットマークテクノ社では、標準OSにLinuxを採用した組み込み向けCPUボードの設計・製造・販売において高い実績を上げており、ARMプロセッサを搭載した「Armadilloシリーズ」とFPGAを搭載した「SUZAKUシリーズ」を製品展開している。これらの全製品はネットワークのインタフェースを搭載し、Linuxと組み合わせることで、より一層短期間でネットワーク対応機器を開発することが可能となる。
また、アットマークテクノ社は、PALTEKがすでに販売代理店となっているディジ・インターナショナル社のデベロッパ・パートナーおよびザイリンクス社のXPERTSメンバーである。
PALTEKは最初の取扱い製品としてArmadilloシリーズの新製品であるワイヤレスLAN標準搭載モデル「Armadillo-300」(ワイヤレスLAN、イーサネット、USB、シリアル搭載)の先行予約を開始する。本製品の販売開始時期は2007年1月10日。販売価格は開発モデルで、¥49,500(税込)量産モデルはオープン価格となっている。
【 アットマークテクノ社の製品群 】
●Armadilloシリーズ
ディジ・インターナショナル社ネットワークプロセッサ搭載製品
●SUZAKUシリーズ
ザイリンクス社FPGA搭載製品
(※ 関連資料を参照してください。)
PALTEKは、PLD・ASSPを中心とした特定用途向け半導体市場に強みを持ち、そこで培った豊富な経験と技術サポート力に基づいたソリューションを提供している。このたびのアットマークテクノ社との販売代理店契約締結により、ディジ・インターナショナル社の機器ネットワーキング用プロセッサ、ザイリンクス社のマイクロプロセッサ搭載FPGAを用いた組み込み機器向けのトータルソリューションの拡大をしていく。
株式会社PALTEKについて:
PALTEKでは主にPLD、アナログ半導体およびASSP(Application Specific Standard Product:特定用途向け標準品)に強みを持ち、堅調に業績を伸ばし、1998年には株式を公開した。PALTEKは、「多様な存在との共生」という企業理念に基づき、最適なハードウェアおよびソフトウェアのソリューションを提供することで、ユビキタスネットワーク社会の発展に寄与していく。
株式会社PALTEKに関する詳細は、ウェブサイト http://www.paltek.co.jp/ で公開している。
株式会社アットマークテクノについて:
1997年11月に設立されたシステムハウスで、マイコンを使用した組み込み機器のハードウェア/ソフトウェアの総合した開発を得意とし、Linuxに対応した小型CPUボードを中心に、情報家電向けに特化した技術開発を行っている。
アットマークテクノ社に関する詳細は、ウェブサイト http://www.atmark-techno.com で公開している。
[専門用語説明]
1)ARM:
イギリスのマイクロプロセッサメーカーで同社が開発した組み込み機器向けのRISCプロセッサ。
2)OS:
コンピュータシステムを管理し、アプリケーションを動かす基本ソフトウェア。ハードウェアの管理の他、入力デバイスからの操作を受け取ってソフトウェアに反映させる、人間とハードとソフトの間を取り持つ役割を果たす。
3)Linux:
POSIX準拠のUNIX互換OSのカーネルまたは、そのカーネルを用いたOSの総称。