GMAPジャパン、欧州地域における「サーブ」販売台数の高成長を発表
サーブにとり、2006年は記録更新の年となった。欧州市場における販売台数は、現時点(年初から11カ月)ですでに昨年の過去最高記録を超え、欧州のプレミアムブランドメーカーの中でも群を抜く成長率を示した。
2006年度において、サーブは年初からの11カ月を過ぎた時点で82,133台の新車販売台数を記録。2005年度に累計台数で過去最高を記録した81,401台をすでに上回った。11カ月累計成長率は11.3%と、他の欧州自動車メーカーを大きく引き離している。
欧州地域におけるサーブの販売台数トップ10市場において、スウェーデンが27%増、スペイン26%増、イタリア18%増、ベルギー20%増、オランダ27%増、フランス9%増、ノルウェー20%増、そしてスイスが33%増と、軒並み過去最高の累計成長率を記録した。また、サーブにとり欧州最大の市場であるイギリスでもl%の微増ながら、2年ぶりに過去最高を更新した。
一方、世界全体での販売台数に関しても、11カ月の累計成長率がカナダとオーストラリアでそれぞれ18%増、10%増を記録するなど、こちらも記録更新に迫る伸びを示した。
この好調な実績の背景には、サーブ9-3スポーツエステートの市場導入により、欧州で10%増、世界全体で7%増と、サーブ9-3シリーズ全体の販売台数が大きく引き上げられたことが挙げられる。さらにサーブ9-5シリーズのモデルチェンジにより、欧州市場で13%増、世界全体で6%増と販売を伸ばした。
自国スウェーデンでは、サーブ9-5バイオパワーの好調が成長の主な牽引力となった。サーブ9-5バイオパワーは、高性能な走りを実現しながらCO2の排出量を低減する世界で唯一のフレキシブル・フューエル車であり、環境に優しいエコカーとして、スウェーデンで最も高い人気を誇っている。
ヤン・アケ・ヨンソン、サーブ・オートモービル、マネージング・ディレクターは、「欧州で2年連続、販売台数過去最高記録を更新するなど力強い成長を示したことで、サーブが常に前進するブランドであるという印象を市場にアピールすることができた。特に新型サーブ9-3スポーツエステートや、競争力に優れたディーゼルエンジンを市場導入した効果が大きかった。また、サーブ・エアロXといったエキサイティングなコンセプトカーの発表や、欧州で台頭するフレキシブル・フューエルセグメントで優位に立っていることも、サーブブランドが注目を集めた要因となった」と振り返った。