アステラス製薬、キャンディン系注射用抗真菌剤「マイカミン」を米国で追加適応症申請
医療用医薬品キャンディン系注射用抗真菌剤「マイカミン(R)」
米国での追加適応症申請のお知らせ
アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森雅郁、以下「アステラス製薬」)の米国子会社アステラスファーマUS, Inc.は、キャンディン系注射用抗真菌剤「マイカミン(R)」(一般名:ミカファンギンナトリウム、日本における製品名「ファンガード(R)点滴用」)について、カンジダ血症ならびにカンジダ症を追加適応症とする承認申請を米国食品医薬品局(FDA)に申請しましたのでお知らせします。
ミカファンギンは、ヒトには存在しない真菌細胞壁の主要構成成分の一つである1,3-β-D-グルカンの生合成を特異的に阻害するという、新規の作用機序を有する薬剤です。
アステラス製薬は、感染症領域を重点領域の一つに掲げ、ミカファンギンを重要な戦略製品として位置付けています。
米国では既に「マイカミン(R)」の製品名で食道カンジダ症、ならびに造血幹細胞移植患者でのカンジダ症の予防を適応症として2005年5月より販売しており、今回申請の適応症が加わることにより、同剤がより一層真菌感染症の治療に貢献できるものと期待しています。
また、国内では「ファンガード(R)点滴用」の製品名で2002年12月に発売されて以来、アスペルギルス属およびカンジダ属による真菌感染症に対する優れた治療効果と高い安全性がこれまでの治療実績のなかで確認されています。
以上