IDC Japan、06年第3四半期の国内デジタルMFP市場動向を発表
2006年第3四半期 国内デジタルMFP市場動向を発表
・デジタルMFP(Multi Function Peripheral)の出荷台数は、前年同期比7%増
・カラー機比率は出荷台数ベースで54%に拡大
・A4機は、出荷台数比で15%を占めるまでに成長
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内デジタルMFP(Multi Function Peripheral:複合機)市場に関する2006年第3四半期(7~9月期)の実績を発表しました。これによると、プリンター機能に加えて複写機能、スキャナー機能など、コンピュータとの連携機能を備えたデジタルMFP全体の出荷台数は、16万台で、前年同期比7%の増加となりました。
2006年第3四半期の主な動向として、企業の業績回復による既存製品の活発なリプレイスが挙げられます。ユーザーはリプレイスを検討する際、従来のコピー機能優先からプリンター機能、スキャナー機能などコンピュータとの接続性も考慮してMFPを選択しており、これが出荷台数の増加に反映されていると考えられます。また、デジタル複写機ベースのMFPも前年同期と比較して4%増加しています。デジタル複写機全体に占める、デジタル複写機ベースのMFPの割合は、81%と前年同期の74%から7ポイント増加しました。さらに、デジタルMFPのカラー化も進展しており、2006年第3四半期のカラー機の出荷台数比は54%となり、前年同期の51%から3ポイント増加しました。また、A4デジタルMFPは、出荷台数で前年同期比6%増となっており、デジタルMFPにおいてその割合を15%にまで高めています。
IDC Japanプリンター リサーチマネージャーの坂田 信之は、「企業のネットワーク化が進み、コピー機能よりも、プリンターとしての利用が広がっている。さらに、顧客向け資料のカラー化ニーズも高まりつつある。デジタルMFPとカラー化はともに今後も進展するであろう」と述べています。
なお、今回の発表は、IDC Japanが四半期ごとに発行しているレポート「国内MFP市場 2006年第3四半期の分析と2006~2010年の予測」(J6130304)にその詳細が報告されています。本調査では、国内MFPのテクノロジーごとの出荷台数、出荷金額、平均出荷単価について、ベンダー別、販売チャネル別、ユーザーセグメント別などの切り口から実績データと、それに基づく市場規模予測データを提供しています。
(※レポートの詳細については IDC Japanへお問合せ下さい。)
レポート概要はこちら
国内MFP市場 2006年第3四半期の分析と2006~2010年の予測
http://www.idcjapan.co.jp/Report/Mfp/j6130304.html
<参考資料>
国内MFPの出荷台数比推移、2005年第3四半期~2006年第3四半期
Source: IDC Japan, 12/2006
(*添付資料参照)
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