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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.25.Mon
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2007'06.07.Thu

ポルシェAG、「ポルシェ ミュージアム」を建設

新しいポルシェ ミュージアムの全容が明らかに


 ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)が建設を進めているシュトゥットガルト・ツッフェンハウゼンの新しいポルシェ ミュージアムは、着工式から450日が経過して2006年も終わりに近づいた今、ほぼその骨格が完成しました。

 こうした重要な建設工程が完了し、地下駐車場、1階フロア、2階フロアと中央桁、強化コンクリート製の「コア」の建設が終わりました。使用したコンクリートの量は合計で21,000 m3に達しています。例年では寒さが厳しい季節にもかかわらず、ここ数週間は温暖な気候に恵まれたこともあり、約100人のスタッフが急ピッチで工事を進めました。また、クレーンを使って建築物の主要部分を所定の位置にまで持ち上げるため、何度も夜勤が組まれたほか、シュヴィーバーディンガー・シュトラーセ(国道27号線)は、交通量がほとんどない夜の時間帯に何度も片側が通行止めとなりました。

 3箇所のコア部分では、エレベーター昇降路、吹き抜け階段、サービス通路の工事が終わっています。これらのコアは強力な支柱として、1階フロアの真上に宙に浮いたように横たわる、床面積5,600 m2の展示エリアを支える役割も担っています。現在、Y形の支柱のひとつに8インチの厚さの鋼線を通し、引っ張る作業を行っているところです。長さ22 mの各鋼線は迫台に固定されるとともに、特殊な機械を使ってあらかじめ300トンの引張力が加えられます。もともと橋梁建設で用いられていたこの技術は、大胆な建築物である新しいポルシェミュージアムを十分に支えられるほどの安定した基礎を構築するうえで必要な技術です。完成すると、展示エリアは重量35,000トンにも達し、80台の貴重な展示車両を始め、このツッフェンハウゼンを本拠地とする自動車メーカー、ポルシェの歴史を物語る200点の展示品を収蔵することができます。

 こうして、人目を惹くような輪郭の未来的な博物館が、その姿を現し始めています。実際の展示エリアは鉄骨のシェルとして建設が進められており、合計6,000トンにもおよぶ500の鋼材がすでに敷設されています。船や飛行機にも採用されるほどの立派なフレーム構造は、博物館の未来的なシルエットを描き出しています。工場に隣接して建てられるこの博物館は、2008年後半に完成の見込みです。 

 新博物館建設のプロジェクトマネージャーであるクリスティーナ・ベッカーは、「鋼鉄製の桁は、最大間隔が60 mにもおよぶ支柱の間に渡されます。このようにデザインすることで、展示ホールが空中に浮いているかのような印象が生み出されるのです。」と述べています。鉄骨を渡す工事は東から西に(Sバーンの陸橋からポルシェ広場/ポルシェ ショールームの方向に)向かってセクションごとに区切って行われており、2007年に終わる見込みです。2007年には建物の正面部分が完成し、内部の工事が開始できるようになる予定です。

 ポルシェAGの広報部門を統括し、ミュージアム プロジェクトの責任者でもあるアントン・フンガーは「私達は、この場をお借りして、シュヴィーバーディンガー・シュトラーセを通る多くのドライバーが建築現場付近での交通規制を何度も我慢してくださったことに心から感謝したいと思います。しかしそれによって、この建築上の傑作が完成すれば、シュトゥットガルトの市街に通じる玄関となり、ツッフェンハウゼンを大いに盛り上げることになるでしょう」と語っています。シュトゥットガルトは、メルセデスベンツに加え、ポルシェミュージアムの建設によってさらに魅力を増すことになります。世界中の自動車愛好家が、興味深い自動車製造の歴史をかいま見るために、このシュヴァーベン地方の町を訪れることでしょう。

 新しい博物館の建築面積は24,000 m2で、ウィーンのデルガン・マイスル建築設計事務所により設計されました。博物館の中にはポルシェ資料室や、歴史的な車のための特別なワークショップも置かれます。このワークショップは、ポルシェの倉庫にある300台のビンテージカーを見守るほか、個人の顧客が所有する貴重な車を修復または整備するのに使うこともできます。完成とともに、博物館にはカフェバー、ミュージアムレストラン、会議室、そして博物館とは独立して営業される高級レストランが併設される予定です。

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