古河電工、日本政策投資銀行の環境格付審査で最高ランクを取得
-電線・ケーブル業界で初-
日本政策投資銀行の環境格付審査で最高ランクを取得
古河電気工業は日本政策投資銀行が実施する融資制度「環境配慮型経営促進事業」の環境スクリーニングで、環境に配慮した企業経営が評価され、本日12月28日、最高ランクとなる「環境への配慮に対する取り組みが先進的」との格付けを電線・ケーブル業界で初めて取得しました。
■環境格付審査の内容
日本政策投資銀行の環境配慮型経営促進事業は、同行が開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化して優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の適用金利を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資制度です。
■当社が取得できた理由
当社は、環境活動の指針として「地球に優しい企業」をスローガンに掲げ、経営・事業・パフォーマンスの3要素すべてに亘り、バランスの取れた環境経営を実践しています。
具体的には、資源有効利用対策として独自の回収ネットワークとリサイクルシステムを確立し、導体材料の銅は100%リサイクルしています。また従来、埋立て処理をしていた光ファイバケーブルについても、その被覆材などを再利用し、管路防護台の製品化に成功しています。これらのリサイクルを進めることにより産業廃棄物の直接埋立て処分量を2005 年度には2000 年度比94%削減し、循環型社会の実現に向け取り組みを進めていることや、地球温暖化対策においてもディーゼル発電から水力発電への転換、天然ガスへの転換等地球に優しいエネルギーへの転換を進め、CO2 排出量を総量ベースで削減していることなどが高く評価されました。
その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を電線・ケーブル業界で初めて取得しました。今後も「地球に優しい企業」として環境や社会への取り組みを積極的に展開していきます。
添付図:環境格付ロゴマーク