アンリツ、1台でネットワーク解析とスペクトラム解析が行えるハンドヘルド測定器を発売
移動通信基地局のネットワーク解析とスペクトラム解析を1台のハンドヘルド測定器で実現
コンパクトネットワーク/スペクトラムアナライザMS2034A、MS2036A
アンリツ株式会社(社長 戸田 博道)は、1台のハンドヘルド測定器で移動通信基地局の建設・保守に必要なネットワークアナライザ機能とスペクトラムアナライザ機能を搭載したコンパクトネットワーク/スペクトラムアナライザMS2034A、MS2036Aを開発。1月9日から販売を開始いたします。
MS2034A、MS2036Aは、小型・軽量・バッテリ駆動のハンドヘルド測定器です。
ネットワークアナライザ機能とスペクトラムアナライザ機能を搭載しており、移動通信基地局の建設・保守に必要なアンテナ、ケーブル、ODU※1のSパラメータ※2特性とスプリアス※3等のスペクトラム解析が行えます。これにより高性能な据え置き型の測定器や2台の専用測定器(ネットワークアナライザとスペクトラムアナライザ)が必要とされていた測定が1台のMS2034A/MS2036Aで可能。屋外や地下、移動通信基地局の建設・保守作業の効率化に貢献いたします。
[開発の背景]
第3携帯電話システムや無線LANなど移動通信の発展に伴い、基地局の建設・保守作業が活発に行われています。これら移動通信基地局の建設・保守には、アンテナや伝送線路、ODUの特性をフィールドで評価する必要があります。また、基地局周辺の電波環境を把握するためにスペクトラムアナライザを用いたスプリアスや干渉波測定も必要となってきています。
従来こうした測定を行うためには、高性能な大型測定器や、2台の専用測定器(ネットワークアナライザとスペクトラムアナライザ)を測定現場に持ち運ぶ必要があり、電源の確保など測定作業に手間がかかっていました。
アンリツはこうした課題を解決すべく、長年に渡り蓄積してきたハンドヘルド測定技術を活用。これまで個別に販売してきたコンパクトスペクトラムアナライザとコンパクトネットワークアナライザの融合を図り、新たに、双方の測定器の機能を搭載した小型・軽量・バッテリ駆動のコンパクトネットワーク/スペクトラムアナライザMS2034A、MS2036Aを開発いたしました。これにより、1台の測定器で、アンテナ、ケーブル、ODUのSパラメータ特性とスプリアス等のスペクトラム解析が可能。移動通信基地局の建設・保守作業が効率良く行えます。
*以下、製品概要は添付資料をご参照ください。