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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.25.Mon
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2007'06.08.Fri

米シンプリシティ、ASIC検証手法を改革する「TotalRecall」テクノロジの詳細を発表

シンプリシティがASIC検証手法を改革する「TotalRecall」テクノロジを新たに発表
高速検証とバグ検証の完全な視覚化を実現


[2007年1月8日に米国で発表されたプレスリリースの日本語版です]
 半導体設計および検証用ソフトウェアのリーディング・サプライヤであるシンプリシティ・インク(Synplicity,Inc.NASDAQ:SYNP 以下シンプリシティ)は本日、検証の完全な視覚化を実現するTotalRecall(TM)テクノロジの詳細について発表しました。この新しいテクノロジは、設計者がバグを迅速に検知し、正確にバグが修正されたかを検証することを可能にするため、ASIC検証の手段としてのFPGAプロトタイプの実用性が劇的に改善されるとシンプリシティは確信しています。TotalRecallテクノロジにより、エミュレータ並みもしくはそれ以上に視覚化されたデバッグを実現しつつ、その処理スピードは10~100倍も高速です。更に、この革新的なテクノロジは、イベント発生後と同様にイベント発生までの信号情報も完全に追跡できます。

 TotalRecallテクノロジは、それがモジュールであろうと完全なチップであろうと、メモリの状態を含むデザインの全信号を追跡可能です。追跡はユーザが指定するサイクル数分、エラーが発生する前に戻って実行できます。その後、完全なデザイン・ステートは、自動生成されたテストベンチと共にHDLシミュレータに渡されるため、問題点が判明し修正点の検証が完了するまで必要な限り、この追跡を繰り返すことが可能です。特許取得済みのTotalRecallテクノロジは、最初にバグを発生させた信号と全く同じ値を使ったシミュレーション環境で修正をテストできるという特徴をもっています。

 またTotalRecallテクノロジは、ハードウェアに合成されるアサーションを使用することで可能となる強力なハードウェア検証手法もサポートしています。IC設計者の多くは、設計フローでアサーションを使用していますが、シミュレーション速度が遅いため検証には十分活用していません。FPGAにアサーションを合成することで、アサーションのテストが高速で行えるため、検証用にアサーションを積極的に活用することが可能となります。例えば、ソフトウェアのシミュレータだけを使用して、携帯電話の起動手順を検証するには30日以上かかります。しかし20MHzで動作するFPGAプロトタイプでは、同じ起動手順の検証が3秒以内で完了するので、アサーションを十分に活用してバグを素早く検出し、その修正を迅速に検証することができます〔注1〕。FPGAベースのプロトタイプ、アサーション・シンセシス並びにTotalRecallテクノロジを組み合わせることで、その他のツールでは検証過程でバグを検出し損なったり、あるいは検出できなかったりするバグを素早く発見できるようになります。

 シンプリシティの社長兼CEO(最高経営責任者)であるGary Meyersは次のように述べています。「TotalRecallテクノロジはデバックの視覚化と効率化における画期的な進歩です。既存の高性能かつ低コストのFPAGプロトタイプと組み合わされることによって、TotalRecallテクノロジの持つ新たな機能がプロトタイプをASIC検証における優れた手法と位置づけます」

 他のソリューションとは異なり、TotalRecallテクノロジは、稼動中のハードウェアに見られる予測不可能なバグについても対応できます。このレベルのバグや、まれにしか発生しないバグに対しては、RTLコードに加えた変更によって本当にバグが修正されたのかを検証することはほとんど不可能です。このような場合でも、TotalRecallテクノロジをFPGAプロトタイプの持つ高速処理と併せて使うという独自の方法により、バグが起こる前と後のデザイン全体を見ることができ、修正を検証するために必要な環境の全てをユーザに提供します。

 シンプリシティはTotalRecallテクノロジが、外部パートナ、特にPIP(Partners in Prototyping)プログラムのメンバー企業の機能と良好な統合が可能であると判断しています。シンプリシティはリファレンス・デザイン・フローを開発し、主要なシミュレーション環境すべてと統合する予定です。TotalRecallテクノロジを搭載した製品についての詳細は、2007年半ばに発表します。


シンプリシティのPIP(Partners in Prototyping)プログラムについて
 世界の主要なFPGAベース・プロトタイピングボード・ベンダの多くが、シンプリシティのPIP(Partners in Prototyping) プログラムに参加し、シンプリシティのソフトウェアを使用して、ボード向けのフローを開発しています。PIPプログラムによって、シンプリシティのプロトタイピング・アプリケーションと、それを補完するRTLによるプロトタイピング・ハードウェアや、ソフトウェア、並びに設計サービスを紹介・認証しています。PIPプログラムには、Altera、AMO GmbH、ARM、The Dini Group、EVE、Flexody、GiDEL、HARDI Electronics、Nallatech、ProDesign、エスケーエレクトロニクスが加入しています。PIPプログラムについての詳細は、http://www.synplicity.jp/partners/pip/index.htmlをご覧ください。


シンプリシティ(Synplicity,Inc.)について
 シンプリシティ(Synplicity,Inc. Nasdaq:SYNP)は、プログラマブル・ロジック・デバイス(FPGA,PLD,CPLD)によるデザインを迅速かつ効果的に実現するための革新的なソフトウェア・ソリューションのリーディング・プロバイダであり、通信、軍事/航空 宇宙、コンシューマ、半導体、コンピュータ、およびその他の電子システムなど広範囲にわたる市場で利用されています。シンプリシティのソフトウェアは、デザインの根幹をなすデザインプランニング、ロジックシンセシス、フィジカルシンセシス、およびベリフィケーション機能を簡素化し、改善し、自動化することによって卓越した性能、コストとTime-to-MarketのメリットをFPGA、FPGAベースのASICプロトタイプおよびDSPそれぞれの設計者に提供します。シンプリシティはFPGAシンセシス・ソフトウェアの販売実績で第1位であり、EE Timesが年に1回実施するFPGA顧客調査で2004年、2005年と連続して顧客満足度の第1位に選ばれています。さらに、シンプリシティの製品は、業界標準の設計言語(VHDLおよびVerilog)に対応しており、主要なプラットフォーム上で動作します。世界中に20拠点を展開しています。本社は米国カリフォルニア州サニーベイルです。URLはwww.synplicity.comです。


シンプリシティ株式会社について
 シンプリシティ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:新井 雅之)は、米国シンプリシティ(Synplicity,Inc.)が100%出資する日本法人です。同社は日本市場におけるシンプリシティ製品の販売とマーケティング、およびサポートを行っています。URLはwww.synplicity.jpです。


 新製品および既存製品の新バージョンの特長、機能、およびリリース時期についての決定は、シンプリシティが独自に行います。特長、機能、およびリリース時期などについては変更される場合があります。SynplicityはSynplicity,Inc.の登録商標です。TotallRecallはSynplicity,Inc.の商標です。その他、本文中に記載されている全てのブランドおよび製品名はそれぞれ各社の登録商標あるいは商標です。SYNPJP_24B1


〔注1〕
 出典:Applied Formal Verification,Douglas L.Perry,Harry D.Foster,page 34 Table 3.4.Copyright 2005 McGraw Hill


読者問い合せ先: 
シンプリシティ株式会社
tel. 03-5358-3311 
aki@synplicity.jp

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