リニアテクノロジー、高効率・2.25MHzの同期整流式降圧レギュレーターを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3560」を販売開始
ThinSOT(TM)パッケージで最大800mAを供給する同期整流式降圧DC/DCコンバータ
2007年1月10日-リニアテクノロジーは、ThinSOT(TM)パッケージで最大800mAの連続出力電流を供給する高効率、2.25MHz、同期整流式降圧レギュレータ「LTC3560」の販売を開始しました。LTC3560ES6は6ピンThinSOTパッケージで供給され、1,000個時の参考単価は235円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3560は固定周波数電流モード・アーキテクチャを採用し、2.5V~5.5Vの入力電圧で動作するので、1セル・リチウムイオンまたは複数セル・アルカリ/NiCd/NiMHアプリケーションに最適です。このデバイスは0.6Vの低い出力電圧を生成可能なので、最新世代の低電圧DSPやマイクロコントローラに電力を供給することができます。2.25MHzのスイッチング周波数により、高さ1mm以下の小型で低コストのセラミック・コンデンサやインダクタを使用可能で、ハンドヘルド・アプリケーション向けに実装面積が非常に小さいソリューションを提供します。
LTC3560はRDS(ON)がわずか0.21Ω(Nチャネル)と0.23Ω(Pチャネル)の内部スイッチを使用して、95%の高い効率を達成します。
また、100%デューティ・サイクルの低損失動作により、VINと等しい出力電圧が可能で、バッテリ動作時間をさらに延長します。LTC3560は低リップル(<20mVPK-PK)Burst Mode(R)動作を使用して無負荷時の消費電流をわずか16μAに抑えます。また、アプリケーションがノイズに敏感な場合は、Burst Mode動作をディスエーブルし、低ノイズで消費電流をわずか200μAに抑えるパルス・スキップ・モードを使用できます。どちらのモードでも1μA以下のシャットダウン電流を維持するので、バッテリ動作時間を最大限に延ばします。また、LTC3560は外部クロックに同期することも可能です。この他に、±2%の出力電圧精度や熱保護機能などを特長としています。
■LTC3560の特長
・高効率:最大95%
・低い出力リップル(Burst Mode(R)動作時<20mVP-P、IQ=16μA)
・入力電圧範囲:2.5V~5.5V
・2.25MHzの固定周波数動作
・外部クロックに同期可能
・ショットキー・ダイオード不要
・セラミック・コンデンサで安定
・低損失動作:100%デューティ・サイクル
・0.6Vリファレンスにより、低出力電圧が可能
・シャットダウン・モード時、消費電流が1μA以下
・±2%の出力電圧精度
・電流モード動作により、優れた入力および負荷過渡応答を実現
・熱保護機能
・高さの低い(1mm)ThinSOT(TM)パッケージ
(注)本文中
RDS(ON)のDS(ON)は下付
VINのINは下付
20mVPK-PKのPK-PKは下付
製品特長中
VP-PのP-Pは下付
以 上
◆お問合せ先
リニアテクノロジー(株) TEL 03-5226-7291(代表)
http://www.linear-tech.co.jp