大手前大学、エール学園グループと提携しメンタリング理論の教育支援システムを導入
大手前大学、"メンタリング理論"に基づく教育支援システム導入でエール学園グループと提携
米国の大学で成功例の多い"メンタリング"を日本の大学教育に初めて本格導入、学生の自己実現を支援し"人間力"を育成して、教育現場の質向上へ
大手前大学(所在:兵庫県西宮市/学長:川本皓嗣)は、エール学園グループ(所在:大阪市浪速区/理事長:長谷川恵一)の国際メンターシップグラジュエートスクール(大学院大学)およびエール予備校と、2007年1月15日より提携し、教育の原点となる学生の人間力向上を目的に米国の教育現場で成果が報告されている「メンタリング理論」に基づく教育支援システムを導入します。
大学4年間を通じた"メンタリング理論"の導入は、日本の大学で初の試みです。
ニート、フリーター、ひきこもりなど、日本の教育現場は非常に厳しい状況に直面しています。また大学教育においても、入学時点で学びたいテーマや就きたい職業など将来の目標が定まらないままに大学を選び、途中でやる気をなくしてしまう学生も少なくありません。
このような現状の中、大手前大学では、人間の成長をトータルに支援する"メンタリング"(心理学的・社会学的側面から一対一で継続的に行う人材育成・支援法)が必要と考え、国際メンターシップグラジュエートスクールとの提携を決定しました。
■"学生主体の大学"への教育改革。メンタリング導入で学生の人間力を高める教育支援を。
大手前大学では、2007年度より、学部の枠組みを超えてどの科目でも自由に学べる「ユニット自由選択制」を導入、"学生主体の大学"を目指して大規模な教育改革を開始します。この制度の導入にあたって、学生が入学直後から人生を真剣に見つめて生涯にわたる学びの設計を指導していくことが必要と考え、"人間力を高めることが教育の原点"という視点から、1990年代後半より米国の多くの企業や大学で導入され成果が報告されている指導方法「メンタリング理論」に基づいた教育支援システムを全学的に導入し、教育力の向上を狙います。
■日本のメンタリング第一人者を指導者に、4年間を通じて大学教育にメンタリングを導入。
メンタリング教育において提携を行う国際メンターシップグラジュエートスクールは、メンタリングの概念を人間学と捉え、"教育力を上げることは人間力を高めること"と考えて指導者の育成を行っています。同スクールの吉川宗男学長(NPO法人国際メンターシップ協会名誉会長)他の指導者が、本学の様々な教育プログラムに参画することで、教育の向上を図ります。
1)メンタリング指導者教育で、全ての教員を学生と共に考える師として育成。
全教員を対象にメンタリング理論に基づく指導者教育を実施します。年間を通して講演や合宿セミナーなどの研修を充実させ、教員を学生とともに考える師として育成します。
2)新入生へのサポートセミナーにメンタリング理論プログラムを導入
1年生向けの少人数クラス「フレッシュマン・セミナー」において、メンタリングのノウハウを持った担当教員がアカデミック・アドバイザーとしてきめ細かい支援を行います。またライフデザインなどのワークショップを導入します。
3)学生相談窓口のメンター(メンタリングによる支援者)が学生生活のトータルサポート
学内の学生相談窓口にメンターを設置し、4年間を通じて学生の様々な相談に対応します。
またエール予備校との提携により、基礎学力(英語、日本語、数学、物理)を重視したグループワーク中心の実践教育や入学前教育を実施します。概要は以下のとおりです。
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)