沖データ、タイの工場に循環型排水処理システムを構築
沖データ、タイ工場に循環型排水処理システムを構築
~月間2,000トンの排水を処理し工場内で再利用~
プリンティングソリューションの株式会社沖データ(社長:前野幹彦、本社:東京都港区)は、このたび、タイの生産拠点であるOki Data Manufacturing(Thailand)Co.,Ltd(社長:重田努、本社:タイ アユタヤ県、以下 ODMT)において、工場内で発生した排水を処理する循環型排水処理システムを構築しました。本システム構築への投資額は1,500万円で、月間12,000トンの排水を処理し2,000トンの再生水を工場内で再利用することで、年間170万円の費用削減効果が見込まれます。
弊社はタイにおいて、カラーLEDプリンタ、ドットインパクトプリンタ、FAX、LEDプリンタヘッド、ドットインパクトプリンタヘッド、消耗品の生産を行なっています。ODMTは、1994年に設立され、年間70万台のプリンタを生産し世界各国へ出荷する、弊社最大の生産拠点です。
ODMTでは月間12,000トンの排水を一旦工場内の膜処理装置で適正水準に処理後に、工場団地の 排水処理場へ送っていました。カラーLEDプリンタの急激な増産にともない、従業員が増加し食堂などの油使用量が増えたため、工場内の膜処理装置の増強が必要となっていました。
今回ODMTでは、従来設備の6倍の処理能力をもつ排水処理装置を導入し、工場内で再利用可能なレベルに水質レベルを上げることに成功しました。これにより工場団地の排水処理場を使わずに、工場内で再利用する循環型排水処理システムの構築を実現しました。
またOKIグループでは、地球環境への取り組みと地域貢献を目的に、タイ国内の学校や公共施設に「使用済み備品による再生勉強机」や「プリンタテスト印字後の裏紙を利用した再生ノート」の寄贈を行うなど、地域に根付いた活動を展開しています。
今後もODMTのカラーLEDプリンタ生産量は増加を続ける予定で、2006年度は前年比40%増の35万台を計画しています。今後もさらに最新技術を活用した改善を行い、生産性と環境対応力を強化していきます。
※OKI Printing Solutionsは、株式会社沖データのブランドです。
※その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。