日本産業機械工業会、11月の産業機械受注状況を発表
平成18年11月 産業機械受注状況
1.概 要
本月の受注高は、4,568億2,600万円、前年同月比109.4%となった。
内需は、2,869億9,100万円、前年同月比110.9%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比114.9%、非製造業向けは同110.8%、官公需向けは同107.6%、代理店向けは同103.4%であった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(108.5%)、化学機械(冷凍含)(124.0%)、タンク(102.7%)、プラスチック加工機械(133.6%)、圧縮機(119.1%)、変速機(114.3%)、金属加工機械(142.6%)、その他機械(110.7%)の8機種であり、減少した機種は、鉱山機械(26.7%)、ポンプ(87.5%)、送風機(80.5%)、運搬機械(88.0%)の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、1,698億3,500万円、前年同月比106.9%となった。
プラントは、5件、323億8,100万円であり、前年同月比は94.1%であった。
増加した機種は、化学機械(冷凍含)(139.5%)、プラスチック加工機械(115.1%)、圧縮機(117.0%)、変速機(124.4%)、金属加工機械(158.4%)、その他機械(421.1%)の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(68.8%)、鉱山機械(比率は今月の受注金額がマイナスのため計上できず)、タンク(20.2%)、ポンプ(76.7%)、送風機(11.1%)、運搬機械(79.7%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
2.機種別の動向
(1)ボイラ・原動機
石油・石炭、外需の減少により前年同月比90.0%となった。
(2)鉱山機械
窯業土石、鉱業、建設、外需の減少により同15.9%となった。
(3)化学機械(冷凍機械を含む)
石油・石炭、その他非製造業、外需の増加により同128.3%となった。
(4)タンク
外需の減少により同26.8%となった。
(5)プラスチック加工機械
その他製造業、外需の増加により同123.8%となった。
(6)ポンプ
官公需、外需の減少により同85.3%となった。
(7)圧縮機
外需の増加により同118.0%となった。
(8)送風機
外需の減少により同58.9%となった。
(9)運搬機械
鉄鋼、卸・小売、外需の減少により同85.0%となった。
(10)変速機
窯業土石、鉄鋼、外需の増加により同116.3%となった。
(11)金属加工機械
その他非製造業、官公需、外需の増加により同152.8%となった。