IMV、低騒音の小型振動シミュレーションシステム「mシリーズ」を発売
冷却装置一体型で低騒音・省スペースを実現した
小型振動シミュレーションシステム「mシリーズ」発売のお知らせ
動電式振動シミュレーションシステムで国内シェアトップのIMV株式会社(本社:大阪市西淀川区、代表取締役会長兼社長:小嶋成夫)は、従来の小型振動シミュレーションシステムを機能向上させ小型化・低騒音化を実現した新ラインナップ「mシリーズ」を平成19年3月に発売いたします。発売に先立ち平成19年1月17日~19日に東京ビックサイトにおいて開催される「第24回エレクトロテスト・ジャパン」にラインナップの中から「m030/MA1」及び「m060/MA1」を出展し、デモンストレーションを実施いたします。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
記
■製品化の狙い
小型振動シミュレーションシステムは車載機器やモバイル製品等の開発現場で使用されることが多く、多様な試験を1台のシステムで行いたいというニーズが高まっておりました。当社はALL-IN-ONE振動シミュレーションシステム「MACS II」の開発過程で培った製品小型化のノウハウを活かし、従来の小型振動シミュレーションシステムを更に小型化・高機能化・低騒音化に成功。幅広い振動試験に対応可能な製品を開発いたしました。例えば、最大変位を30mmp-p(m060/MA1)とすることで、従来の小型製品では困難であった輸送環境試験を可能としたほか、以前は外部接続していた冷却装置に低騒音のDCファンを採用することにより、カーオーディオ等の異音が捉えやすくなりました。
■「mシリーズ」で実施可能な振動試験
・ 輸送環境試験
・ 車載機器の信頼性評価試験
・ 電子部品・電子機器等の故障再現試験
・ オーディオ関連機器の音飛び評価試験
・ 製造ラインでの振動試験等
■主な特長
・ 冷却装置(DCファン)との一体化による低騒音化・省スペース化により、あらゆるシーンで多様な振動試験を可能としました。
・ 加振力・変位等の仕様向上により、従来の小型製品では困難であった輸送環境試験に対応しました。
・ 機能向上にもかかわらず、従来製品よりも低価格・低消費電力を実現しました。
・ テーブル支持機構を従来の板バネからダイヤフラムに変更。空気圧で保持することで、試験対象品の質量に関わらずテーブルの中心を保持することを可能としました。
・ 各種配線をまとめ、防振パッドを内蔵することで、煩雑な取付け作業を簡略化しました。
・ 標準価格:158万円(m030/MA1)、178万円(m060/MA1)
※平成19年4月発売予定のm120/MA1の標準価格は未定です。
・ 販売予定時期:平成19年3月
・ 販売予定台数:300台/年
以上