日本新薬、独アポゲファ社と過活動膀胱治療剤の開発提携を解消し開発を中止
過活動膀胱治療剤の開発提携解消と開発中止について
日本新薬株式会社(本社:京都市社長:初山一登)は、1月16日、過活動膀胱治療剤(開発記号:NS-8)に関する、アポゲファ社(本社:ドイツ・ドレスデン市社長:Ms.Henriette Starke)との開発及び販売に係わる契約を解消することに致しました。今回の開発提携解消は、アポゲファ社が欧州で実施した前期第二相臨床試験の成績を検討した結果に基づくものです。
NS-8は、日本新薬が創製した新規の化合物で、2003年10月、アポゲファ社に技術導出されました。同社は、それ以降、欧州でNS-8の臨床試験を実施してきましたが、前期第二相臨床試験で期待された用量での有効性が明確に見いだせなかったこと等から、NS-8の開発を断念することにしました。
NS-8の国内における開発は日本新薬が実施中で、現在、第一相臨床試験が終了した段階にあります。日本新薬は、アポゲファ社との開発提携解消後のNS-8の開発方針について検討した結果、過活動膀胱治療剤としてのNS-8の開発継続は困難と判断し、国内外における開発中止を決定しました。
以上
参考
アポゲファ社の概要
社名: Apogepha Arzneimittel GmbH
設立: 1882年
所在地: ドイツ・ドレスデン市
代表者: Ms.Henriette Starke(ヘンリエッテ・シュタルク)
売上高: 25.5millionユーロ(約40億円)(2005年)
業務内容: 医薬品の開発・製造・販売