積水ハウス、千葉大と化学物質発散量を抑えた仕様の「ケミレスハウス」研究を開始
千葉大学との共同研究「ケミレスタウン(R)・プロジェクト」
積水ハウスが提案する「ケミレスハウス(R)」の健康改善効果を研究開始
積水ハウス株式会社は、未来世代の健康を守るための「ケミレスタウン(R)・プロジェクト」に参画し、千葉大学と共同研究を行ないます。当社はこのプロジェクト推進にあたり、千葉大学・柏の葉キャンパス内において、化学物質発散量を抑えた仕様による「ケミレスハウス(R)」実証実験棟を建築し、本年4月より研究を開始します。実証実験棟においては、室内のVOC(揮発性有機化合物)濃度などの測定を行い、またシックハウス症候群と考えられる子どもを中心に短期間滞在していただき、その症状の改善効果を研究します。
住宅内において家族の健康を守るためには、人体に有害となる空気汚染物質を発生させないことが重要です。当社では、従来からシックハウス対策として室内空気環境の向上にいち早く取り組み、ホルムアルデヒドなどの化学物質の発散量を出来る限り抑えた建材の使用や、室内の空気をクリーンに保つ計画換気システムなどを積極的に提案してきました。平成15年7月からは、建築する全ての住宅について、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)に基づく「住宅性能表示制度」の「空気環境」項目最高等級に対応する建材の使用を標準化し、業界トップレベルの健康に配慮した住宅を提供してきました。また平成16年1月には、オリジナル計画換気システム「ハイブリット換気システムIII」の換気効果が高く評価され、平成15年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。
当社ではこのような実績を活かし、このたびの「ケミレスタウン(R)・プロジェクト」に参画し、千葉大学医学部の協力を得て当社が提案する「ケミレスハウス(R)」の効果を医学的に検証することにより、未来世代のための健康配慮住宅の研究に貢献して参ります。
※ 「ケミレス」「ケミレスハウス」「ケミレスタウン」は、NPO次世代環境健康学センターの登録商標です。