KDDI、GPSによる位置測定機能を搭載した通信モジュール3機種を発売
KDDI通信モジュールの新モデル販売開始について
~日本初GPS位置測位機能を標準搭載、CDMA 1X WIN対応モデルも投入~
KDDIは、法人のお客様向けに、GPS位置測位機能「gpsOne(TM)」(注1)を標準搭載したKDDI推奨通信モジュールの新ラインナップ3機種を、本年4月2日(月)から販売開始します。
この度発売する「KCMV-200」、「KCMX-100」(京セラ製)、「WM-M200」(セイコーインスツル製)のラインナップにより、お客様のご利用用途やニーズによりきめ細やかな対応が可能になります。
〈 通信モジュールの主な特徴 〉
(1)全機種に通信モジュールとして国内で初めて、GPS位置測位機能を標準搭載
GPSユニットを併用することなく、高精度な位置測位が実現でき、車両運行管理やフィールド作業員の管理等、正確な位置情報が要求される分野で活用できます。
(2)最大2.4Mbpsの高速通信を実現「KCMV-200」(京セラ製)
CDMA 1X WINに対応し、高速大容量データの送受信が可能となります。電子看板等への画像データのやり取り、工作機械等への大容量プログラムの配信、カーナビへの地図データやコンテンツ配信などを短時間で行えます。
(3)軽量化「WM-M200」(セイコーインスツル製)
従来モデルより約26%の軽量化により、ターミナルアダプタや、決済端末などの機器に組み込み易くなり、機動性を向上します。
(4)全機種に「プロトコル変換機能」(注2)を標準搭載
お客様製品側から送出されるデータを自動的にTCP/UDPプロトコルに変換することが可能となり、製品開発時のコスト低減や開発期間の短縮が期待できます。
KDDI通信モジュールは、業務用車輌、産業機械、重機・建機、電力・ガスメーター、ハンディターミナル、セキュリティ端末、カーナビ等に組み込んでいただくことにより、運行管理、製品の稼動状況把握や遠隔コントロール、自動検針、在庫管理・受発注業務、モバイル決済、防犯対策、最新の交通情報や地図情報の取得など、お客様の業務の効率化や質の向上、新たな商品やサービスを実現しています。
なお、以下の展示会のKDDIブースにて、新通信モジュールの展示を予定しています。
・「組込みシステム開発技術展」(会場:東京ビッグサイト) 2007年5月16日~18日
・「組込み総合技術展 関西」(会場:マイドーム大阪) 2007年6月6日~7日
注1)GPSとCDMA携帯電話を組み合わせた位置測定システム。米QUALCOMM社が開発した。GPSは最低3機の衛星からの電波を受信して位置を測定するが、gpsOneではCDMA基地局からの位置情報を補完することにより、測位精度を向上させる。GPS衛星を2機以下しか補そくできない場所でも位置を測定できる。
注2)通信モジュール搭載製品から送信される無手順データをTCP/UDPプロトコルへ自動変換する機能。
●別紙:通信モジュール仕様ほか
(※ 関連資料を参照してください。)