ＪＳＡＴ、Ｉｎｔｅｌｓａｔ社と新衛星「Ｉｎｔｅｌｓａｔ １５（ＩＳ－１５）」の区分所有で合意
世界衛星通信事業最大手Ｉｎｔｅｌｓａｔ社と新衛星Ｉｎｔｅｌｓａｔ １５（ＩＳ－１５）の
区分所有で合意
スカパーＪＳＡＴ株式会社（代表取締役社長：仁藤雅夫、本社：東京都千代田区）の１００％子会社であるジェイサット株式会社（代表取締役社長：磯崎澄、本社：東京都千代田区、以下「ＪＳＡＴ」といいます。）は、衛星通信事業世界最大手のＩｎｔｅｌｓａｔ社（本社：英領バミューダ、以下「Ｉｎｔｅｌｓａｔ」といいます。）との間で、２００９年からの運用を予定している新衛星Ｉｎｔｅｌｓａｔ １５（ＩＳ－１５）に搭載する中継器を区分所有することで合意致しました。
本事業で用いられる衛星は、Ｉｎｔｅｌｓａｔが保有する衛星「ＩＳ７０９」の後継機として、２００９年初頭打ち上げを予定、アジア、インド洋、中近東などをカバーします。同衛星はＫｕバンドを合計２２本搭載し、そのうちの５本をＪＳＡＴが区分保有し運用します。
当社が搭載する中継器を利用する事により、インド洋を主とする地域の沿岸諸国や海洋と日本との間で直接ブロードバンド通信を実現する事ができます。これにより、今までの陸上を中心としたＫｕ通信サービスに加え、船舶等の移動体に於いても、６Ｍｂｐｓ程度の双方向通信が可能となります。船舶であれば船舶運航診断システム運用や航海解析システム等の運行情報、本社とのメールや図面の送付等も可能となり、情報共有の要求が高まる中、海運各社や政府機関での利用が期待できます。
本件の合意はＪＳＡＴとＩｎｔｅｌｓａｔの長年の友好関係の更なる発展を示すものです。ＪＳＡＴはアジアの衛星通信事業者として初めて北米でサービスを提供していますが、その歴史は両者が西経１２７度に共同保有する「Ｈｏｒｉｚｏｎｓ－１」で始まりました。また２００７年後半には二機目の共同衛星「Ｈｏｒｉｚｏｎｓ－２」を西経７４度に打ち上げる予定です。
「Ｉｎｔｅｌｓａｔ １５（ＩＳ－１５）」中継器区分所有の概要：
・軌道位置
東経８５度
・区分所有する中継器概要
中継器本数：Ｋｕ バンドＸ ５本（搭載２２本中）
周波数帯域幅：３６ＭＨｚＸ４本、７２ＭＨｚＸ１本
衛星設計寿命：１５年（予定）
カバーエリア：アジア、インド洋、中近東（紅海付近まで）
ＪＳＡＴ株式会社について
赤道上空約３６，０００ｋｍの８つの軌道に９機の通信衛星を保有するアジア地域における最大規模の衛星通信事業者です。いつでも、どこでも、誰にでもご利用いただけるコミュニケーションサービスの提供を目指しております。（ http://www.jsat.net/ ）
Ｉｎｔｅｌｓａｔ社について
Ｉｎｔｅｌｓａｔは、世界最大の衛星通信事業会社です。全世界２００カ国以上のメディア、ネットワークサービス事業者、通信事業者や政府系機関に衛星通信サービスを提供し、個人や企業がどこでも安定的に情報や娯楽にアクセスすることを可能にしています。Ｉｎｔｅｌｓａｔは、豊かなリソースに支えられたビジネスの利便性と安心をお客様に提供し、ビジネスの可能性高めます。Ｉｎｔｅｌｓａｔのサービスは、世界のリーディングメディア、通信事業者、多国籍企業、インターネットサービスプロバイダー、政府機関などを含む広範囲の顧客に利用されています。（ http://www.intelsat.com/ ）
“Ｒｅａｌ－ｔｉｍｅ， ｃｏｎｓｔａｎｔ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ ｗｉｔｈ ｐｅｏｐｌｅ ａｎｙｗｈｅｒｅ ｉｎ ｔｈｅ ｗｏｒｌｄ ｉｓ ｃｌｏｓｅｒ， ｂｙ ｆａｒ”