ウェザーニューズ、気象データサービス「ラボチャンネル」で「GPVデータ」など提供開始
専門的な気象データサービス『Labs Channel』が充実
「気象のプロ用データ」を個人向けに提供
~要望の多い「GPVデータ」「エマグラム」を新しく追加~
株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、気象専門家や気象に興味がある方々に広く気象情報を活用してもらうため、専門的な気象データサービス『LabsChannel(ラボチャンネル、URL: http://labs.weathernews.jp/ )』にて、気象予測・気象解析の基礎データとなる「GPVデータ」と「エマグラム」の提供開始しました。
■気象データ専門サービス『LabsChannel』
『LabsChannel』は昨年8月に総合気象サイト「ウェザーニュース」内にオープンした専門的な気象データサービスで、月額315円(消費税込み)で、気象の専門家が使用する様々な気象データを利用できます。本サービスは、従来、容易に入手できなかった専門的なデータを多くの人に活用してもらうことで、気象に対する理解や予報技術の向上、教育、研究など様々な活用を促すことを目的に開始し、気象予報士はじめ多くの方に利用いただいています。本サービス内では、5種類の衛星画像、約90種類の天気図を閲覧・ダウンロードすることができ、今回提供を開始する「GPVデータ」「エマグラム」が加わることにより、更に充実したものとなります。
■要望の多い「GPVデータ」と「エマグラム」を提供開始
今回提供する「GPVデータ」と「エマグラム」は、気象予測・気象解析を行う際の基礎データで、気象会社や大学研究室などの一部での活用に限られていました。その理由として、個人でデータを取得するには費用負担が大きく、提供形式も一定の解析技術が必要なため、活用が難しい状況がありました。今回の提供は気象予報士をはじめ、多くの要望に対応して開始するもので、小額で誰にでも使いやすいかたちでの提供を行います。
■提供する「エマグラム」と「GPVデータ」の概要
<エマグラム>
地球の大気の鉛直構造を読み取るためのデータで、地上から上空までの風向・風速・気温などを示した解析グラフです。このデータでは各高度に応じた風・気温の状況と、それに基づく対流や雲、大気の鉛直構造を確認することができ、一般的な解析・予報のみならず航空機の飛行計画からパラグライダーなどのスカイスポーツに至るまで幅広く利用されています。また、気象予報士試験にも頻出されており、それらの予備知識習得にも役立ちます。
<GPVデータ>
気象予測を行う際に使われる四次元の格子状予測データで、ウェザーニューズが解析したデータを高度ごとに日本領域周辺の地図上の値として見ることができます。地図上では“気温”“風速”“降水量”“相当温位”など15時間先まで見ることができ、1日8回更新されます。また、地表面はもとより高度別に16の階層に応じてその状態も確認することができます。尚、高度は地表から300ヘクトパスカル(上空約9000メートル)まで見ることが可能です。
【株式会社ウェザーニューズ(東証1部<4825>)について】
世界16カ国に40の営業拠点を持つ、気象情報業界のグローバルリーディングカンパニー。
海、空、陸のあらゆる気象現象の世界最大規模のデータベースを有し、独自のピンポイント予報により、航空、海運、流通、自治体などの各業務の問題解決情報を提供。一般個人・大衆に対しては、携帯電話、インターネット、BSデジタル放送等のメディアを通じて、個人の生活を支援する各種情報を提供している。ホームページ: http://weathernews.com