松下、家庭用生ごみ処理機の生産累計100万台を達成
生産開始から13年に亘り市場をリード
家庭用生ごみ処理機※1生産累計100万台を達成
家庭と社会のごみ減量に貢献
松下電器産業(株)ホームアプライアンスグループ※2は、1993年に生産を開始して以来、業界で初めて家庭用生ごみ処理機※1の生産累計100万台を2007年4月4日に達成します。
<生産累計100万台への歩み>
当社は、“ごみの総排出量の約3割を占める家庭から出る生ごみの減量・リサイクルに貢献したい”との強い思いで、1993年に業界で初めて、お客様の使い勝手を重視した独自の「温風乾燥式」の生ごみ処理機MS-N40を開発・発売しました。「各家庭」という単位で、ごみの減量・リサイクルを手軽に行いながら環境問題への意識を高めていただきたいという思いを、商品と、「リサイクラー」という愛称に込めています。
温風乾燥式の生ごみ処理機は、生ごみの水分を温風で乾燥し、約1/7に減容(重量は約1/5)します。乾燥された処理物は有機肥料素材として家庭菜園やガーデニングに有効活用でき、リサイクルを身近に行っていただけます。また、キッチンなどの室内に置けて、生ごみを入れてボタンを押すだけの簡単操作も、お客様から評価をいただいております。
一号機の開発以来、商品のラインナップも、少子高齢化や女性の社会進出などの社会変化に合わせて、送風乾燥とバイオ処理を組み合わせた省エネ志向のハイブリット式MS-NH30や、大容量タイプで省スペース設置を実現した温風乾燥式MS-N48などの陣容を揃え、ご家庭のライフスタイルに応じて、生ごみ処理機を選択いただけるようにしております。
また自治体も、生ごみ処理機の購入助成金制度を実施し、増え続けるごみの減量を図ろうとしています。発売当初の1993年には、機械式の生ごみ処理機の助成金制度は全国でもわずかな自治体しか実施していませんでしたが、2006年には7割近い自治体が助成金制度を整備するまでになっています。
さらに当社は、2004年から独自に「キッチン生ごみゼロ計画。」を展開し、生ごみ処理機普及に向けたイベントなどを実施し、生ごみ処理機と購入助成金制度の認知促進に努めています。4年目になる2007年は、全国8都市で行い、そのひとつの川崎市で4月より実施される「かわさき生ごみリサイクルプラン」で、循環型生ごみリサイクルシステムのモデル事業の実現に当社も協力してまいります。
生ごみ処理機の普及率は約5%と推定しておりますが、ごみの増加という深刻な社会問題に対しての家庭ごみの有料化や、環境保護に対する意識の高揚などにより、今後本格的な普及期を迎えると予想されます。当社は、今後も家庭用生ごみ処理機などの機器開発を通じて、世界中のお客様に「地球に優しくクリーンなくらし環境」を提供する企業を目指してまいります。
※1 生ごみの水分を物理的に蒸発させて乾燥し減量・減容する「温風乾燥式」を中心に、微生物の働きで分解促進させる「バイオ式」、送風乾燥とバイオ処理を組み合わせた「ハイブリッド式」を含みます。
※2 松下ホームアプライアンス社、松下冷機(株)、松下食品システム(株)
※以下は添付資料を参照
以 上