アークレイ、院内検査システム「スポットケムD-Concept」など4品を発売
アークレイ 新商品連続投入で
本年度売上高600億円を目指す
臨床検査機器・体外診断医薬品メーカーのアークレイ株式会社(京都市中京区)は、今春新商品4種(新規開発2種、モデルチェンジ2種)を発売いたします。
(1) 院内検査システム スポットケムD-Concept(ディーコンセプト) D-00、D-01、D-02
(2) グリコヘモグロビンA1cキット サンクHbA1c
(3) 自動浸透圧測定装置 オズモステーション OM-6060
(4) 全自動グルコース測定装置 アダムスグルコース GA-1152
(1)の「スポットケムD-Concept」は、これまで当社で培ってきた技術を集結し、POCT(Point of Care Testing/簡易検査)に新たな流れを構築するために開発されました。POCT市場で求められる機能を用途別にまとめ、POCT分析機として初めてカスタマイズを可能にしました。またオーディオなどで採用されているDIN規格を意識してデザインされているので、オーディオ等と同じスタイルで設置可能 (2頁目参照)です。先ず初めに、免疫化学分析ユニットであるD-01と生化学分析ユニットD-02、及びコントロールユニットD-00を投入します。今後、POCT市場で必要とされる新たなユニットを投入する計画です。
(2)の「サンクHbA1c」は糖尿病検査のスタンダード指標であるグリコヘモグロビンA1cの測定用試薬キットです。アークレイが10年以上の年月をかけて独自に開発した、HbA1cに特異的な酵素で測定する全く新しい方法です。汎用自動分析装置に適合しており、現在主流の免疫法に比べて、その特徴から精度が優れているばかりではなく、分析部の過度の洗浄が不必要なので低コストに測定することができます。また、平成20年度から改正される「健康保険法」では、40歳以上の被保険者と被扶養者に特定健康診査が義務付けされる予定です。これまで選択制であったヘモグロビンA1cが測定必須になることから、同検査項目を安価で大量に処理するニーズの増加が予想され、本試薬はこれに応えるものです。大量検体を処理する大病院や検査センター向けに販売いたします。
(3)(4)はモデルチェンジ機種で、既存顧客の買換え需要に応じます。
アークレイは現在の売上高540億円を1,000億円にする目標を掲げており、本年度はそのファーストステップとして、前年比12%アップ、 600億円の売上を計画しております。健康に貢献する製品の開発をこれからも続けていきます。
<商品の概要>
* 関連資料 参照
<販売>
各商品の販売価格は以下の通りです。
(1) スボットケム D-Concept D-00、D-01、D-02セットで5,355千円(税込み価格)
(2) サンクHbA1c 販売価格未定
(3) オズモステーション OM-6060 2,415千円(税込み価格)
(4) アダムスグルコース GA-1152 2,730千円(税込み価格)
これらの商品は「アークレイ マーケティング株式会社」(*)が販売します。
*「アークレイ マーケティング株式会社」はアークレイの日本国内の販売統括会社です。