コーセル、オンボード型の小型・高効率DC-DCコンバーター電源を発売
オンボード型 小型・高効率DC-DCコンバータ電源
「SFLSシリーズ」の開発及び販売について
記
1.開発の背景
情報通信ネットワークを形成する光伝送装置や携帯電話サービスを提供する携帯電話基地局装置などの情報通信装置では、DC48V給電が主流となっています。DC48Vは装置内の各ボードに供給された後、複数のDC-DCコンバータ電源を使用することによって、負荷となるICやLSIが動作する電圧に変換しています。当社では、この情報通信機器市場の要求に応えるために、4年前から小型・高効率DCDCコンバータ電源SFSシリーズ(10W~30W)を販売し、市場から好評を得ております。
しかしながら、進化の激しい情報通信機器市場では、ICやLSIの進歩とともに必要とされる電圧の低電圧化及び電圧の多様化が進み、使用される電源の数が増加しており、「実装スペースをさらに小さくして欲しい」との要望に応え、この度「SFSシリーズ」をさらに小型化した「SFLS10/SFLS15/SFLS30」の3タイプを開発しましたのでご案内いたします。
2.新製品の特長
(1)小型・低床面積
・従来製品(当社SFSシリーズ)に対して、体積比で30%以下の小型化。
・SFLS15(15Wタイプ)は、業界最小の床面積(当社調べ)。
(2)薄型・表面実装対応
高さ4mmの薄型化によって、ユーザーボードにおける実装の自由度が向上し、ボードの高密度実装に貢献。
(3)使用温度範囲
MOS-FETを使用した同期整流回路の採用による高効率化、放熱構造の最適化によって、自然空冷・高温(+85℃)環境下でも使用可能。
(4)新しい付属機能
従来製品と同じ機能に加え、出力電圧の起動順序制御や起動時間制御ができる新しい機能を追加。
(5)豊富な出力電圧バリエーション
1.2V,1.5V,1.8V,2V,2.5V,3.3V,5V,5.2V,12V … 全21機種
(2V,5.2V,12Vは、SFLS15のみ)
(6)その他
添付資料をご参照ください。
3.狙いの市場
情報・通信ネットワーク装置などのDC48V給電装置
(1)携帯電話基地局装置
(2)光伝送装置
(3)光ファイバーアクセス装置
(4)ハイエンドルータ
(5)コンピュータサーバ
4.新製品の売上高見込み
3年後:4億円/年
5.新製品発売開始予定
平成19年7月~
6.製品外観
添付資料をご参照ください。