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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.28.Thu
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2007'04.17.Tue

日本TI、最先端アプリケーション向けマルチチャネルADコンバータ・ファミリを発表

日本TI、最先端の通信、画像処理、計測アプリケーション向けに
業界最高の性能を提供する
マルチチャネルADコンバータ・ファミリを発表

4/2チャネル内蔵、14/12ビット、125/105/80MSPS、低消費電力、
小型パッケージの新型ADコンバータ・ファミリ『ADC6000』


 日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、9mm角の小型パッケージで高速、低消費電力、高性能を提供する、4/2チャネル内蔵、14/12ビットのADコンバータ、『ADS6000』ファミリを発表しました。通信、画像処理、試験・計測、医療、ビデオなどADコンバータの性能が装置の仕様に影響する最先端アプリケーションにおいて、分解能、変換レート、チャネル数に応じて最適な製品を選択することが可能です。『ADS6000』はファミリ間でピン互換性があるため、基板変更を最小限にして分解能、変換レートのアップグレードを行うことが可能です。本件の 詳細に関してはwww.ti.com/ads6425-pr(英文)から参照できます。

 最近の高速アプリケーションは、低い消費電力のままで、高い実装密度と性能を要求します。このような厳しい条件に対応して、マルチチャネルADコンバータとしては高速な変換レート、高性能、小型化、低消費電力を提供し、ファミリ間でピン互換性のある『ADS6000』ファミリを発表しました。この最先端のテクノロジーに技術サポートと各種のツール群を提供することで、複数の高速変換レートのADコンバータを必要とするアプリケーション構築のための新しい能力をお客様に提供します。

 『ADS6000』ファミリは、分解能14/12ビット、変換レート125/105/80MSPSのADコンバータを4/2チャネル構成で内蔵しています。ファミリの各製品は優れたSFDR、高いSNR、高いIF性能、チャネルあたりの消費電力が低いなどの特長を備えています。ファミリの各製品は、出力にシングルおよびデュアル・ストリームのLVDS出力を採用しており、CMOS信号パラレル出力と比較して基板実装面積を60%削減し、さらに輻射ノイズ(EMI)を低減することができます。

 『ADS6000』ファミリはSPIインターフェイス経由で、内蔵ゲイン調整用アンプの制御が可能です。この機能により、SNR特性のわずかな低下と引き換えに高いIF(中間周波数)において高いSFDRを実現でき、お客様は特定のアプリケーションの要件を満たすように性能を最適化できます。さらに、ドライバ電流および内蔵の終端抵抗を調整することでLVDS出力設定も最適化でき、消費電力を低減し、出力信号の品質向上とデータ取得を改善することができます。

・『ADS6425』…4チャネル内蔵、12ビット、125MSPS
 50MHzのIFにおいて、定格でSNR 70.3dB、SFDR 83dBと高い性能を提供します。さらに、SFDR性能はゲイン設定の調整によって86dBまで向上できます。

・『ADS6445』…4チャネル内蔵、14ビット、125MSPS
 より高い分解能を必要とするお客様にアップグレードのための選択肢を提供します。
 

 『ADS6425』および『ADS6445』は125MSPS動作時のチャネルあたりの消費電力が、それぞれ410mWおよび420mWとなり、高密度実装、高い柔軟性のほか次のような多くの利点をシステムに提供します。

■医療用機器
 ・高速変換レートおよび高分解能による、帯域幅と画像処理能力が向上

■ポータブル試験機器
 ・高性能
 ・小型パッケージ
 ・バッテリ動作時間の延長

■携帯電話基地局 ダイバシティ受信装置
 ・感度の向上
 ・コストの低減

■ハイエンド・ビデオ機器
 ・高密度実装
 ・変換レートの高速化


 TIでは『ADS6000』ファミリの各製品と同時に、製品設計作業の迅速化と市場投入期間の短縮に役立つ、使いやすい評価モジュールならびにデ・シリアライザ基板を供給します。また設計をさらに簡素化する包括的なシグナル・チェーン製品も供給しています。

(1)入力帯域幅をフルに活用する高速ローノイズ・アンプ
 →『THS9001』(50MHz to 350MHz Casadeable Amplifier)
   http://focus.tij.co.jp/jp/docs/prod/folders/print/ths9001.html
 →『THS4509』(広帯域、低ノイズ、低歪率、完全差動アンプ)
   http://focus.tij.co.jp/jp/docs/prod/folders/print/ths4509.html

(2)低ジッタ・クロックを供給してSNR性能を向上させるクロック・シンセサイザ
 →『CDCM7005』(3.3V 高性能ジッタ・クリーナ)
   http://focus.tij.co.jp/jp/docs/prod/folders/print/cdcm7005.html
 

『ADS6000』製品ファミリの構成

 ※添付資料を参照


供給と価格について

 『ADS6425』は64ピンQFNパッケージで出荷中で、TIおよび販売特約店から供給されます。サンプル、評価ボード、デ・シリアライザ・ソリューションについても同時に提供されます。上記の表の各製品の価格は1,000個受注時の単価(参考価格)です。『ADS6000』シリーズの製品のうち、シリアルLVDS出力およびパラレル出力を搭載した製品、2チャネル内蔵の製品は、サンプル供給中で量産出荷は2007年後半に予定されています。

 TIではアナログ技術者向けにセミナ、デザイン・ツール、技術資料、評価モジュール、サンプル提供などの幅広いサポートを提供しています。TIの包括的なアナログ・デザイン・サポートの詳細ならびに最新の『Amplifier and Data Converter Selection Guide』のダウンロードに関しては、http://www.ti.com/analogelabの『eLab(TM)』デザイン・センター(英文)から参照できます。

 ハイパフォーマンス・アナログ製品に関する情報は、インターネットでも発信しています。(http://www.tij.co.jp/analog) 


*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。

 
テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
 
 テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、教育関連テクノロジーを展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。
 
 日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。TIに関する情報はインターネットでも発信しています。


以 上

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