NEC、ITとNWを統合する「UNIVERGEソリューション」を強化
ITとNWを統合する「UNIVERGEソリューション」の強化について
NECはこのたび、ITとNWを統合するUNIVERGE(ユニバージュ)ソリューションにおいて「オフィスから現場へ」というコンセプトのもと、情報の共有化やコミュニケーションの活性化をオフィスから店舗・工場・倉庫等の様々な「現場」に広げることを可能とする4つのソリューションを新たに商品化するとともに、米国ユニシス社(注1、以下 ユニシス)とUNIVERGE事業において連携し、グローバルな販売体制を一層強化します。
新ソリューションは、オフィスや店舗・工場等の様々な職場の勤務者が、場所を選ばずに必要な情報の共有やコミュニケーションをより視覚的に行いながら業務の遂行を可能とする「ビジュアル」「セキュアモバイル」領域のソリューションであります。
NECは、今後、コラボレーションミドルウェア「UNIVERGE OW5000」を活用し、各種業務システムとIPテレフォニー基盤を連携させることで、将来的には流通業・製造業など様々な業種の基幹システムとの連携を可能にするソリューションを提供してまいります。
新ソリューションの価格と出荷時期は、以下の通りです。
(* 関連資料 参照)
※構成品については、別紙参照
UNIVERGEソリューションの強化の概要は、以下の通りです。
1. コミュニケーションの活性化や情報の共有化をオフィスから[現場]に拡張する 新ソリューションを4種発売
■ UNIVERGE役員会議ソリューション
資料の電子データ化・共有化により、ペーパレス化・資料のセキュリティ管理 強化、意思決定の迅速化を進めると同時に、より臨場感のあるバーチャル役員 会議室を実現。NECの役員会議室にも導入を計画しており、システムの構築、 納入に加え、社内での実践結果をもとに導入支援コンサルティングサービスを 提供する。
■ UNIVERGEモバイル文書閲覧ソリューション
ログイン認証、期限付きURLフィルタリング(注2)、ユーザグループによる アクセス制御、アクセスログ管理など、様々な情報漏洩対策を保持しながら、 社外から携帯電話で社内文書をストレス無く閲覧できる。
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルのマルチキャリア対応であり、 個人で所有する携帯電話であっても、社内文書の閲覧が可能。
■ UNIVERGE どこでも内線ソリューション
NEC製SIP(注3)対応テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」と、ブィ・エル・アイ・コミュニケーションズ株式会社(注4)が提供するインターネット内線接続「Global Enterprise FMC サービス」(注5)を組み合わせることで、社外からの内線通話を可能とする。従来、内線通話は拠点内/拠点間に限られていたが、無線LANを利用できる環境であれば国内外のどこからでもFOMA(R)/無線デュアル携帯電話「N900iL」「N902iL」を用いて内線機能が利用できる。例えば、海外出張者は、持ち運び型の無線LANアクセスポイントを利用してインターネット網にアクセスすることで、デュアル携帯電話から日本のオフィスに内線で電話をかけることが可能になり、業務に関わる利便性が飛躍的に向上する。
■ UNIVERGEテレワーク導入支援ソリューション
NECが社内で実践している最新のテレワーク実践ノウハウを活かし、社内と同様のセキュリティ環境での在宅勤務環境を提供する。ソリューションの提供にあたっては、顧客企業のワークスタイルに合わせてテレワーク導入形態のアセスメントを行う簡易的なコンサルティングから、テレワークを実施するにあたり必要な機器の導入サポートを行う導入支援コンサルティングまで、顧客の規模や環境に応じた幅広いコンサルティングサービスも提供する。
2. UNIVERGE事業におけるユニシスとの協業を強化
2005年10月に締結したユニシスとのグローバル協業項目に、新たに UNIVERGEソリューションを核としたユニファイドコミュニケーション領域を追 加する。ユニシスは、NECのUNIVERGEソリューションを、同社のサービスメニューのひとつ「コミュニケーション&コラボレーションソリューション」に組み込むとともに、今後共同でグローバルなマーケティング活動を展開する。
NECは、オフィスにおけるコミュニケーションの活性化や業務の効率化を実現するUNIVERGE製品・ソリューションを2004年6月から提供しており、2005年には世界における企業向けテレフォニー機器領域においてマーケットシェア第1位(注6)を獲得しております。また、2007年度のパートナー満足度調査では、IP電話システム部門において総合満足度第1位(注7)を取得するなど、数多くの実績を有しております。
今回のソリューション強化は、こうした事業実績をベースに、NGN(次世代ネットワーク)時代の到来に向け、オフィスを始め様々な職場の勤務者に対し、場所と時を選ばない業務環境を提供するものであります。NECでは、「UNIVERGEユビキタスワークプレース」という概念のもと、IPテレフォニーと業務システムの連携を強化するなど、今後もコミュニケーションを基盤としたソリューション・サービス・製品の強化を進めてまいります。
また、現在、グローバルに2000社以上と締結している「UNIVERGEパートナープログラム(注8)」についても、今後さらに強化してまいります。
新ソリューションの概要は、別紙をご覧下さい。
以上
(注1) 本社:米国ペンシルバニア州、社長 兼 CEO:ジョセフ・マクグラス
(注2) URLに有効期限を設けてURL参照期間を限定し、セキュリティを高める。
(注3) Session Initiation Protocol。VoIPを応用したインターネット電話などで 利用される、国際標準規格の通話制御プロトコル。
(注4) 本社:東京都新宿区、社長:伊木 宏
キャリアやエンタープライズ向けにVoIPサービスを提供している。
(注5) ベストエフォート型サービス
(注6) 出典:Gartner Dataquest "Market Share: Enterprise Telephony Equipment, Worldwide, 2005" (発行日:November 3, 2006)GJ06521
(注7) 日経ソリューションビジネス 2007年3月30日号
(注8) パートナー企業の製品(ハード、ソフト)・サービスとNECの製品群を統合ソリューションとして 創出し、コラボレーション型のマーケティング活動を目指す制度。
* 本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
* FOMAは、NTTドコモの登録商標です。
【UNIVERGEソリューションに関する情報提供】
(PC版) http://www.nec.co.jp/univerge/
(モバイル版) 関連資料「QRコード」参照」
【「UNIVERGE ユビキタスワークプレース」に関する情報】
http://www.nec.co.jp/univerge/concept/
【UNIVERGEに関するお客様からの問い合わせ先】
NEC UNIVERGEインフォメーションセンター
電話:0120-75-7400 Eメール: univergeinfo@usc.jp.nec.com
受付時間:9:00~12:00/13:00~17:00
(土・日・祝日・年末年始を除く)