松下電工、次世代USBインターフェース準拠の超小型「Micro USBコネクター」を開発
次世代USBインターフェース「Micro USB規格」に準拠した
超小型「Micro USBコネクタ」を開発
松下電工株式会社は、USB-Implementers Forum(USB-IF)※1にて規格制定されたMicro USBコネクタを開発。4月より順次サンプル対応を開始します。
本コネクタはUSB-IFにて規格制定され2007年1月に正式発表された次世代のUSBコネクタ規格で、従来のMini USBコネクタに対し大幅な小型化を実現。
当社はUSB-IFに参加して本コネクタの規格化を推進、こじり強度※2向上の提案などを実施して参りました。
特に当商品は堅牢性を追求し、市場でのラフな取り扱いに強い構造が特徴です。
※1 USB規格の管轄団体
※2 嵌合状態でプラグを上下、左右に動かす事に対して耐久性が高い事
商品名:Micro USBコネクタ
規 格:Micro USB Cables and Connectors Specification準拠
端子間ピッチ:0.65mm
外 形:幅8.0mm(7.5mm)×奥行き5.6mm(5.0mm)×高さ3.0mm(2.5mm)
*( )寸法は嵌合誘い込み部を除く寸法
開発品種:レセプタクル※3(標準(基板下面実装)タイプ)
・Micro Bタイプ(シェルSMD/DIP)
・Micro ABタイプ(シェルSMD/DIP)
プラグ(ケーブルハーネスタイプ)
・Micro Bタイプ
・Micro Aタイプ
用 途:USB伝送対応のモバイル機器
サンプル対応開始時期:4月(レセプタクルBタイプ(シェルSMD)、プラグ)
*その他の品種については順次対応予定
発売日:近日発売予定
販売目標:300万セット/月(2007年度)
※3:レセプタクルとは機器、パネル等に取付けられる側のコネクタのこと(プラグを差し込む部分)
「■構造」はレセプタクルの図です。
■主な用途
携帯電話・デジタル家電(デジタルカメラ・デジタルビデオカメラ・オーディオプレーヤーなど)のインターフェース部
■開発背景
USB規格はPC関係から携帯電話・デジタル家電へと急速に普及が進んでおり、今後も更なる広がりが見込まれております。
そのような背景の中、既存のMini USBコネクタでは機器側の小型化ニーズに対応出来なくなりつつあり、USB-IFによるMicro USBコネクタの規格化に至りました。
当社では、従来から取り組んで参りましたインターフェースコネクタのノウハウを取り入れ、「堅牢性」を追求。レセプタクル※3では小型でありながら独自の保持金具構造やシェル合せ目強度向上、ボディ固定強度向上などにより堅牢性を向上しました。
携帯電話などモバイル機器のインターフェース部に最適です。
■主な特長
堅牢性を追求し、市場でのラフな扱いに強い構造
1)こじりに強い
2)プラグの無理な押し込みに強い
3)逆挿入に強い
(ABタイプ:ボディで逆挿入を防止する構造のため(Bタイプはシェルで防止))
■構造
添付資料をご参照ください。
■工業所有権
特許・意匠 計4件(申請中)
以 上