ソフトフロント、UOPF仕様に準拠したクライアント向けプロトコルスタックを開発
ソフトフロント、UOPF仕様に準拠したクライアントスタックを開発
~NTTコミュニケーションズの「m2m-x」によるセキュア通信の実現へ~
株式会社ソフトフロント(東京本社:東京都港区、代表取締役社長:阪口 克彦 以下、ソフトフロント)は、NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美氏、以下、NTTコミュニケーションズ)が開発した通信管理技術「m2m-x」技術をベースに、情報家電接続の標準化団体であるユビキタス・オープン・プラットフォーム・フォーラム(UOPF)で家電や制御機器などによる双方向リアルタイム通信の仕様が策定された(注1)ことをうけ、UOPF技術仕様に準拠した「クライアント向けプロトコルスタック」を開発いたしました。
ソフトフロントのm2m-xプロトコルスタックは、UOPFで策定したUOPF技術仕様に準拠しており、セキュアな通信に必要な、鍵交換・認証・暗号化のシーケンスを簡易なAPIで実現しています。また、実績、拡張性、相互接続性のあるソフトフロントのSIP(*1)/VoIP(*2)ミドルウェアを使用しており、通信機器や情報家電メーカーは、m2m-xが提唱するセキュリティのある、安全安心な次世代通信方式に対応した機器を、低コストで開発することが可能となります。
<m2m-xについて>
ユビキタスネットワーク社会が拡がるにつれ、ネットワークに繋がる端末や情報家電、OA機器が数多く家庭や職場で使用されるようになります。そのような中、セキュリティが確保され、且つ簡単にあらゆる端末・機器を接続できる仕組みは今後さらに重要となります。
NTTコミュニケーションズが開発したm2m-xは、端末間(エンドtoエンド)のセキュアなコミュニケーションのための総合的ソリューションを提供し、安全・簡単・低コストで情報家電やセンサーなどをインターネット経由で遠隔地からの制御を可能にします。同社はm2m-xプラットフォームを UOPFに参加する企業に公開する他、一般事業者にも無償で提供し、情報家電を利用したセキュリティーサービス等の開発支援を行う予定です。
ソフトフロントは、UOPFが目指す「誰でも・簡単に・安全に」使えるネットワーク社会を牽引すべく、UOPFが提唱するM2Mリアルタイム通信技術の普及促進活動を今後も積極的に展開し、最終製品/サービスの効率的な開発を支援してまいります。
(注1)UOPFワーキンググループ2で提唱されている技術仕様(UOPF5改訂版)に準拠
■用語説明
(*1)SIP(Session Initiation Protocol)
IP電話、ビデオ会議などを実現する新しいプロトコル(RFC3261)。Webの技術として有名なHTTPと同様にテキストベースであり、テキストベースのためシンプルで拡張性が高いことから、IP電話の標準的なプロトコルとして利用されている。最近では、その特徴を生かしてデジタル情報家電などへの搭載が注目されている。
(*2)VoIP(Voice over Internet Protocol)
IPネットワークを利用した音声通話の技術一般を指す。現在、注目されているIP電話は、この技術を応用したもの
※記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
※掲載文中では、TM、(R)マークは原則として明記しておりません。
【 プロフィール 】
■株式会社ソフトフロント
1997年設立のSIPとVoIPを核技術としたソフトウェア開発企業です。「技術を愛し、技術を提供することによって、社会変革の牽引役となり、豊かな社会を実現すること」を企業理念として、事業を展開しております。また、業界標準プロトコルであるSIPに早くから注力しており、様々な技術とノウハウを蓄積してまいりました。現在は、これまで培ってきたSIPとVoIPに関する技術やノウハウを多数のメーカーやシステム・インテグレーターに提供し、それらのパートナー企業を通じて当社技術の普及を図る「SIPパートナープログラム」事業に注力しております。さらに、各種CPU/OSベンダーとの連携を通して、SIP開発環境の拡充を図っております。
URL:http://www.softfront.co.jp