野村HD、アジアで自己資金投資業務を開始
野村ホールディングス、アジアで自己資金投資業務を開始
野村ホールディングス株式会社(執行役社長兼CEO:古賀信行)は、日本を除くアジアにおいて、プリンシパル・ビジネス(自己資金投資業務)を展開すべく、アジアマーチャント・バンキングを新設した。
5月1日付で、同社の香港現地法人であるノムラ・インターナショナル(ホンコン)Limitedに専門部署を設置。数名の投資プロフェッショナルを採用し、投資活動を開始する。地域ライン・ヘッドとして、欧州マーチャント・バンキング・ヘッドの経験のある橋本芳樹を任命した。この結果、野村グループのグローバル・マーチャント・バンキング部門は、日本(野村プリンシパル・ファイナンス(株)等)、欧州、そしてアジアの三拠点体制となる。
アジアでは、経済規模の拡大と国民生活の向上に伴い、今後さまざまな業種・企業で事業拡張に対する資金需要が見込まれている。同チームでは、こうした成長段階にある有望企業への投資活動を新たに展開していく。
野村グループのグローバル・マーチャント・バンキング部門の丸山明CEO は、以下のとおりコメントした。
「野村グループのグローバル・マーチャント・バンキング部門は、日本では主に野村プリンシパル・ファイナンスを中心にバイアウト投資を、欧州ではヘルスケア、テクノロジー、環境分野に対するベンチャー投資を展開してきた。アジアマーチャント・バンキングにおいては、こうした日欧における投資ノウハウと事業分野に対する理解、経験豊富な専門家によるサポート、野村グループのアジアにおける強固なブランド力を生かし、それぞれの企業に応じたプリンシパル・ビジネスでのソリューションを提供していく。」
以上