大日本印刷子会社、米国ボストン美術館の画像データ貸出サービスを提供
DNPアーカイブ・コム 米国ボストン美術館の画像データ貸出サービスを開始
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円)の100%子会社で、コンテンツビジネスを担当する株式会社DNPアーカイブ・コム(本社:東京 社長:山崎博史 資本金:1億円)は、米国ボストン美術館収蔵作品の画像データ貸出サービスを日本国内で4月20日から開始します。
【背景】
DNPアーカイブ・コムは、ルーヴル美術館、オルセー美術館をはじめとするフランスの国立美術館や、イギリスの大英博物館など、さまざまな国の文化資産について、画像貸出業務や権利処理業務、コンサルティングを行う事業を進めています。今回、これまでの実績が評価され、日本で初めて米国ボストン美術館の画像データの貸出サービスを開始することとなりました。
米国ボストン美術館の作品の画像を利用する場合は、企画内容や印刷物の校正刷りの提出など、当美術館の承諾を得るための諸手続きが必要ですが、DNPアーカイブ・コムがこれらの手続きを代行しますので、従来よりも容易に画像を利用できます。
【サービスの内容】
DNPアーカイブ・コムが、代理店として、米国ボストン美術館宛の申請書類の作成など、画像利用のための交渉を代行しスムーズに進めます。利用許可が下り次第、DNPアーカイブ・コムが運営するWebサイト『Image Archives(イメージアーカイブ)』で、当美術館所蔵作品のデジタル画像をダウンロードできるようになります。
[ Image ArchivesのURL ]
http://search.dnparchives.com/
◆作品名、作家、年代、フリーキーワード(風景、人物、季節など)で、作品を検索できます。
◆著作権が保護されている作品については、DNPアーカイブ・コムが、著作権処理を行った上で、デジタル画像を提供します。
◆以下のような用途への利用が可能です。
・出版物(書籍、雑誌、教科書、教材など)
・商品(絵葉書、カレンダー、複製画など)
・TV番組
・ビデオ/DVD
・広告関連媒体(ポスター、POPなど)
・Webサイト
◆企業のほか、個人利用も可能です。
◆用途・部数・サイズによって価格を設定しています。
【今後の予定】
画像貸出業務や権利処理、コンサルティング、その他米国ボストン美術館に関連する事業全体で、2007年度1億円の売り上げを見込んでいます。
(参考)米国ボストン美術館について
1876年に開館した米国ボストン美術館は、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリーと並び、アメリカ三大美術館のひとつに数えられます。コレクションの内容は幅広く、エジプト美術、ヨーロッパ美術、アメリカ美術、さらに版画や染織、家具に至るまで、その数は40万点を超えます。
日本とも浅からぬ縁があり、明治期の日本美術界で活躍したアーネスト・フェノロサや、大森貝塚の発見で知られるエドワード・モースらが蒐集した日本美術の名品が、世界でも有数の東洋美術部門の基盤となっています。また、この美術館で最も人気のある分野が、印象派を中心とする近代ヨーロッパ絵画です。モネやルノワール、ピサロ、セザンヌ、ゴーガンなど、各作家を語るのに欠かせない代表的な作品がそろっています。