沖電気、中国でATMおよびプリンターの生産規模を拡大
OKI、中国でのATMおよびプリンタの生産規模を拡大
~沖電気実業(深セン)有限公司が新工場に移転し開所式を開催~
OKIグループは、このたび中国においてATM(現金自動預払機)およびプリンタ等を生産している「沖電気実業(深セン)有限公司(董事長:杉本 晴重、以下OSZ)」を移転しました。深セン市南山区百旺信工業区に完成した新工場に入居し1月より稼動を開始しており、本日、開所式を開催しました。新工場は延べ床面積が従来の2倍以上となり、生産能力を3倍以上に引き上げ、生産規模の拡大を図ります。
2001年7月に設立したOSZは、同年10月よりATMの量産を立ち上げ、2002年7月にはドットインパクトプリンタの生産を開始するなど、順調に生産を拡大してきました。2005年6月からは、急速に拡大するカラーページプリンタ市場への対応を強化するため、カラーLEDプリンタを量産しグローバル市場へ供給してきました。2006年度の年間出荷台数がプリンタ全体で20万台規模に達し、また、ATMも中国向け商品が拡大し年間出荷台数がユニット生産を含めて2万台弱になるなど、旧工場では生産能力が限界に近づいていました。
今回、OSZが移転した南山区百旺信工業区は、深セン経済特区の境界に隣接する工場団地です。従来の工場から車で30分の距離にあり、高速道路にも近く、これまでのビジネス環境をそのまま利用できる立地にあります。新工場は4階建てで延べ床面積が従来の約2倍以上である5万2000m2を有し、将来の生産拡張にも充分に対応できるようになっています。また、赤外線や映像による24時間監視を実現する最新システムを導入するなど、工場全体のセキュリティを大幅に強化しています。
今後、OSZでは生産能力をプリンタ全体で年間60万台、ATMはユニット生産を含めて年間3万台規模に拡大する予定です。OKIグループではOSZでの生産をさらに拡充し、中国だけでなくグローバル市場に向けて高品質な商品を提供していきます。
【 沖電気実業(深セン)有限公司概要 】
代 表 者:董事長 杉本晴重
所在地:中国広東省深セン市南山区西麗白芒松白公路百旺信工業区第六区
社員数:1,620名(2007年3月末現在)
設立日:2001年7月5日
資 本 金:4,750万HK$
(沖電気工業株式会社および株式会社沖データが沖電気香港有限公司を通して100%出資)
建屋面積:敷地面積36,000m2、延べ床面積52,000 m2 (13、000 m2 ×4階)
事業内容:ATM、金融機器、プリンタおよび消耗品の製造、販売、開発、設計等
*沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
*その他、記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。