JTB北海道、北海道での不動産賃貸物件を活用した長期滞在型観光商品を開発
北海道ロングステイ事業
JTB北海道、北海道での長期滞在観光(ロングステイ)向けに不動産活用ビジネスの事業化に着手
~新しい北海道観光のマーケットを拓く~
5月1日(火)から札幌のウィークリーマンションで2週間の長期滞在ツアー実施
(株)JTB北海道ではウィークリーマンションやコンドミニアムといった不動産賃貸物件を活用した新たな長期滞在型観光商品を開発し首都圏や関西方面などに販売します。北海道は1泊や2泊の短期の宿泊を提供する旅館やホテルなどの宿泊施設が主流であり、長期滞在用の宿泊施設は出張や長期赴任の会社員や学生等の単身向けのウィークリーマンション等しかなく観光向けに2人以上が居住できる滞在施設はほとんどありませんでした。
このたび株式会社藤井ビル(札幌市中央区)の所有する菊水の新築ウィークリーマンションを2人用のコンドミニアム都市型長期滞在施設として販売することとしました。
第1弾は5月1日(火)から関西方面から募集した17名が2週間の滞在を行います。以降、6月末までに約80名のお客様がそれぞれ2週間の札幌ロングステイを楽しむ予定です。
滞在初日に北海道の観光案内や生活情報、滞在中の楽しみ方などをレクチャーし、2週間、札幌市内の観光散策から郊外の公共温泉、小樽や富良野への日帰り観光や1泊2日の道内旅行なども期間中の楽しみとしてご案内し、それぞれ思い思いの行動を行います。
また、地域の料理サークルやボランティア活動など地域との交流ができるプログラムも紹介し、気軽に参加できるようにして、新たな交流型の観光スタイルを確立することを目標としています。
ロングステイを基軸にした新たな交流サービスを創出し、首都圏や関西圏などに住む団塊の世代の移住や本州と北海道とを季節ごとに住み替える二地域居住など新たな北海道ファンづくりを目指しています。長く地域と触れ合うことで北海道の新たな魅力を感じていただくことができます。
今後の事業展開としては、札幌圏を中心にマンション等を長期滞在用として提供する不動産賃貸業者と提携を拡大し、自由な時間を持つ都会のシニア層をターゲットに自由自在に参加できる個人型の旅行商品も開発する予定です。また、宅地建物取引業免許も現在申請中で、ツアーに限らず不動産賃貸マンションや戸建物件を単独で仲介することも視野に入れています。
また、第1弾の反響を受け、既存の札幌市内のシティホテルやビジネスホテルなどからも長期滞在プランの提供を受け、併せて販売を強化していきます。6月には北海道のロングステイ専門サイトを立ち上げ、長期滞在向け物件の予約申込みを受け付け、長期滞在型観光に向けた情報も随時発信していく予定です。
なお、今回のツアーは道央圏長期滞在研究会(座長:北海道大学 観光創造専攻 内田准教授)にて参加者から滞在の目的や滞在中の観光行動、満足度などをお聞きし、それら分析して今後の北海道観光振興の参考資料といたします。
■ツアー概要
名称: 「移住体験の旅14日間」大阪発着 JTB西日本メディア販売事業部
滞在期間: 2週間
滞在物件: コンドミニアム菊水(札幌市白石区菊水2条1丁目)
設備備品: 家電製品・家財道具・寝具・若干の生活用備品等は用意されています。
旅行代金: お一人様78,000円(関西空港発着)
※光熱水費、退去後の清掃費等は別途現地払い。
参加人数: 第1班 5月 1日(火)~5月14日(月) 14日間 参加人数 17名
第2班 5月15日(火)~5月28日(月) 14日間 参加人数 19名
第3班 6月 1日(金)~6月14日(木) 14日間 参加人数 20名
第4班 6月15日(金)~6月28日(木) 14日間 参加人数 20名
■今後のロングステイ商品
【個人型ロングステイプラン】
◇旅行期間:1週間以上~2週間以内でのお客様のお好きな日程
◇宿泊施設:不動産物件・ホテル等
◇設備備品:家電製品・家財道具・寝具・若干の生活用備品等
◇価格イメージ:羽田発着2週間で お一人様8万円~14万円程度
◇地域:札幌市を中心とした道央圏(将来的には地方中核都市も含める)
◇滞在施設の種別(マンション・戸建・ホテル)、グレード(築年数・間取り)、立地エリアごとに分類
一般の方からのお問い合わせ先:(株)JTB北海道 市場開発室
電話:011-251-5151(代表)