豊田通商と福井めがね、「可視光応答型光触媒」を眼鏡フレームへの応用に成功
可視光応答型光触媒『V-CAT CATR』を眼鏡フレームに応用成功し、販売開始
豊田通商株式会社(以下豊田通商、本社:名古屋市社長:清水順三)と福井めがね工業株式会社(以下福井めがね本社:福井県鯖江市代表取締役社長野路洋美)は、株式会社豊田中央研究所(以下豊田中央研究所本社:愛知県長久手町所長:石川宣勝)が開発した「可視光応答型光触媒」『V-CATR』を眼鏡フレームに応用することに成功し、福井めがねが今年8月に販売を開始いたします。
近年、眼鏡フレーム市場はカラフルなカラー化が進み、ユーザーの嗜好も多様化する中、量産性の高い電着塗装メッキへの応用が不可欠となってきております。
また、健康志向が年々高まる中、眼鏡も清潔に保ちたいというユーザーが増加していることに注目していた福井めがねと『V-CATR』の販売元である豊田通商との狙いが一致し、今回の応用成功となりました。
福井めがねは、この『V-CATR』を使用し子供の健康に気を使うファミリー層、清潔や美容に関心の高い女性層、加齢が気になる中高年層など、子供からお年寄りまで幅広いユーザー層にアピールし、海外製フレームと差別化を図り、国産ならではの付加価値の高い商品を順次市場へ投入していきます。
また豊田通商は、眼鏡フレームはもとより様々な眼鏡素材にも『V-CATR』を展開していきます。
本眼鏡フレームは初年度3億円、3年後5億円の売上を目指します。
※『V-CATR』の開発経緯および主な特徴は以下の通りです。
(開発経緯)
豊田中央研究所は、1999年、太陽光はもとより、室内光にも高い消臭・抗菌・防汚性能を発揮する可視光応答型光触媒を見出しました。その後2003年から、豊田通商にてこの可視光応答型光触媒が事業化され、現在では、繊維関係、住宅内装関係、自動車関係など様々な分野で商品化に向け取り組んでおります。
(主な特徴)
『V-CATR』は、紫外線のみならず波長520nm以下の可視光線にも高い触媒活性を発揮します。
<福井めがね工業株式会社概要>
(1)会社名 福井めがね工業株式会社
(2)所在地 福井県鯖江市北野町2-2-11
(3)代表者 野路洋美
(4)資本金 85百万円
(5)事業内容 眼鏡フレーム及びサングラスの企画・デザイン・製造及び販売
(6)設立年月日 1966年6月
(7)売上高 5,000百万円(2007年3月期)
(8)従業員 228名(2007年3月末)