中外製薬、育児とMR業務を両立するための「MR育児勤務制度」を導入
「MR育児勤務制度」の導入について
中外製薬株式会社[本社:東京都中央区/社長:永山治](以下、中外製薬)は、5月1日から、医療用医薬品の情報提供活動に従事するMR(医薬情報担当者)を対象とした「MR育児勤務制度」を導入しましたのでお知らせいたします。
中外製薬では、「育児と仕事の両立」を支援するため、2005年4月に労使でワーキングチームを立ち上げ、次世代育成支援関連制度の整備に積極的に取り組んで参りました。その結果、女性社員の育児休職取得率はほぼ100%であり、復職後も育児短時間勤務者として引き続き活躍しています。また、男性社員の育児休職者もこの2年間で4名が取得しています。
医薬品業界では、近年、医療におけるMRの重要性が高まる中で、女性MRの比率が年々上がっており、当社においてもその人数が着実に増えています。
中外製薬は、MRの就業形態として「みなし労働時間制度」を適用していますが、育児とMR業務の両立は、「みなし労働時間制度」上では勤務時間等の理由から職務の継続が困難な場合があり、退職せざるを得ないケースもあります。
こうした状況から、労使ワーキングチームでの検討を踏まえ、育児とMR業務を両立するための選択肢として、全MRを対象に短時間勤務の育児勤務制度とフレックスタイム制度を併用した「MR育児勤務制度」を実施することとしました。また女性MRの場合は妊娠期間中の母性保護の観点から業務的配慮を施すとともに、育児休職取得者には復職時研修を実施し知識レベルのキャッチアップを図るなど、総合的に育児とMR業務との両立を図ります。
中外製薬では、今回より実施する「MR育児勤務制度」のように、今後もそれぞれの社員にとって働きやすい環境を整備していきます。
以 上
【ご参考】
当社の次世代育成支援対策
※添付資料を参照