クエスト・ソフトウェアとアイピーロックス、日本版SOX法支援製品で提携
クエスト・ソフトウェアとアイピーロックス
日本版SOX法支援製品において提携
~ クエスト・ソフトウェアのInTrustとアイピーロックスのIPLocksにより、
財務システムに関わる操作ログを一気通貫で監視・監査可能に ~
データベース管理、アプリケーション管理、Microsoft インフラストラクチャ管理のリーディングカンパニーであるクエスト・ソフトウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:公家尊裕、以下クエスト・ソフトウェア)とデータベース・セキュリティ・ソリューションのリーディングカンパニーであるアイピーロックスジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉田宣也、以下アイピーロックス)は本日、両社の日本版SOX法支援製品において提携することを発表しました。本提携により、今後両社は、それぞれの製品の特長を組み合わせたより良いソリューションをご提案してまいります。
本提携の第一弾として、サーバ本体へのアクセスに対するログ収集・監査を実現するクエスト・ソフトウェアの「InTrust(備考1)」と、データベースに対するアクセスログ収集や監視・監査を実現するアイピーロックスの「IPLocks(備考2)」、この両製品の組み合わせ利用をご提案いたします。両製品の利用により、サーバ本体へのアクセスログとデータベース内部へのアクセスログが統合でき、一連の操作履歴の追跡が可能となります。さらに、財務システムに関連するデータベース・サーバのIT統制と監査が実現いたします。
今後両社は、日本版SOX法で求められる財務システムに関わる全てのオペレーションに対しての記録保持と財務データの不正・過失による改ざん防止、操作の監視・ログ監査により信頼性の保証を高めるため、両製品の連携をすすめ内部統制を支援していきます。
クエスト・ソフトウェアの代表取締役社長の公家は、「今回の提携により、大手グローバル企業で導入が進む当社のコンプライアンス・ソリューションと、日本有数の導入実績を持つアイピーロックスのデータベースセキュリティ・ソリューションを組み合わせて使うことが可能になります。日本版SOX法施行へのカウントダウンの中で、世界に通用する強固な内部統制の実現に向け、多大に貢献できると確信しております。」と述べています。
アイピーロックスの代表取締役社長の吉田は、「今回の提携により、財務システムに関わるアクセスログの監視・監査を両社の製品を連携することで実現でき、日本版SOX法への取組みを検討されている企業に対して大きな貢献ができると確信しております。」と述べています。
●備考1 InTrust 製品特長(クエスト・ソフトウェア)
監査・コンプライアンス業務基盤としてグローバルで豊富な実績をもつInTrust製品は、WindowsやLinux、UNIXなどのマルチプラットフォーム構成のシステムやデバイスにおいて、イベントログ収集・分析・保管が効率的に行えます。米国SOX法やITILに対応しており、数多くの米国企業が導入するなど、業種業界を問わず、すでに世界中の企業で広く活用されています。
特長として、ログデータの遺失を極限まで抑止するためのさまざまな機構を備えており、ログ収集率は99.999%、イベントログに不具合が生じてもログデータの整合性・信頼性を確保します。また、ログデータは生データ比で約1/40に圧縮して送信・保管し、同時に暗号化します。そしてネットワーク負荷を最小化し、保管ストレージ用のコスト負担も大幅に軽減します。柔軟かつ高度なスケジュール機能によりログデータの収集・保管を自動化し、運用管理者の負荷を軽減します。
クエスト・ソフトウェアでは、InTrust製品をはじめとするコンプライアンス対応実現のためのソリューション「Quest Compliance Suite for J-SOX」を提供しています。Quest Compliance Suite for J-SOXは、多くの企業がコンプライアンス対応に向けて直面している問題をあらゆる角度から解決するための製品群です。
●備考2 IPLocks 製品特長(アイピーロックス)
IPLocksは、先進的なセキュリティ手法を駆使し、データベースの正常性(データ内容、構造、アクセス権)とアクセスの正常性を監視するデータベース・セキュリティ・ソリューションです。データベース・アクセスに関する不審な状況を「検出」「報告」「記録」することにより、データの破壊・改ざん・漏えいなどによる被害を極小化できる新しいセキュリティ・ソリューションを提供します。また、データベースの脆弱性を定期的に評価し、問題点を検出するとともに、問題点の解決策を提供します。さらに、監視の状況をIPLocksの持つデータベースに記録することで、監査・分析が可能です。IPLocksの設計思想により、運用中のデータベースを変更することなく、外部からデータベースの各種情報を読むだけで全ての機能を利用できます。このため、データベース性能への影響を最小限に抑えながら、低リスクかつ容易なデータベース・セキュリティ・ソリューションの導入・運用が可能となります。価格は、ソフトウェア一式で150万円からになります。
【クエスト・ソフトウェア株式会社について】
クエスト・ソフトウェア株式会社は、カリフォルニア州本社Quest Software, Inc.の全額出資の日本法人として2003年5月に設立されました。Java開発、データベース管理、アプリケーション管理、Microsoft インフラストラクチャ管理のリーダーとして日本での市場を拡大しています。本社Quest Software, Inc.は、現在2,900人(内900人R&D)以上の従業員を擁し、18,000社を超える世界中のクライアントに支持されています。IT運用に関する深い専門知識を活用して最適なソリューション開発に取り組み、提供しています。2005年の総売上げは、前年同期の3億8950万ドルを22%上回る4億7640万ドル(約570億円)を達成しました。
【アイピーロックスジャパン株式会社について】
2002年に設立されたIPLocks, Inc.の日本法人として、2003年6月に設立されました。稼動中のデータベースを外部から監査するソフトウェアによりデータベースのセキュリティレベルを評価・監視し、データベース・セキュリティを強化するソリューションを、パートナー企業を通じて販売しています。アイピーロックスの詳しい情報については、Webサイト http://www.iplocks.co.jp/ をご覧下さい。
<共催カンファレンスのご案内>
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~プロアクティブなリスクマネージメントを実現するITソリューションとは?~
開催日:平成19年5月22日(火)
開催場所:TEPIA
(地図:http://www.tepia.jp/access/index.html)
詳細:下記URLをご確認ください。
http://www.quest.com/japan/events/20070522.asp
以上
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