ダントーHD、TOTOとタイルの製造・技術分野で業務提携
TOTOとダントー
タイルの製造・技術分野での業務提携に合意
~市場環境の変化への対応力強化~
住宅設備機器製造販売のTOTO[東陶機器株式会社社長:木瀬照雄]とタイル製造販売のダントー[ダントーホールディングス株式会社社長:加藤友彦]は、市場環境の変化への対応力を強化し、多様化する顧客への提案力を高めるため、タイルの製造・技術分野での業務提携を行うことに5月8日合意致しました。今後は半年から1年を目途に具体的内容を協議し、実施に移す予定です。
[背景]
環境問題が叫ばれる中、両社は独自に地球環境に優しい製品づくりに取り組んで参りましたが、ハイドロテクト(光触媒を活用し雨水で汚れを落とす「セルフクリーニング効果」だけでなく、排気ガスなどに含まれる大気汚染物質を分解・浄化する「大気浄化効果」を有する技術)をはじめとするより優れた技術を共有・普及することで社会的役割を果たすことに共感すると共に、TOTOの住宅・建築設備機器トップメーカーとしてのブランド力とダントーのタイルメーカーとしての伝統・設備・技術力を活かし、両社のタイル事業において多様化する顧客への空間提案力と市場への競争力を高めるために製造・技術分野での業務提携を行うことに合意致しました。
[提携の内容]
1.両社でのハイドロテクト外装タイル普及による地球環境保全への貢献
1)ダントーでのハイドロテクト技術を用いた外装タイルの販売を開始します。
2)ダントー生産工場へハイドロテクト加工設備を導入します。
※ただし実施時期および具体的内容については、今後両社で協議していきます。
2.両社の製造・技術分野での提携による豊富なタイルバリエーションでの空間提案力向上
1)両社の新技術を活かした高付加価値タイル商品の共同開発により水まわり空間提案力を強化します。
2)ダントーの大型タイル製造技術を活かし、両社のパブリックゾーンへの空間提案の幅を広げます。
3.その他
今後、水まわりを中心とした空間提案力強化につながる販売・物流業務の協業についても検討を進めていきます。
[スケジュール]
以上の内容を中心に、今後半年から1年を目途に具体的内容を協議し、実施に移します。
[両社の概要]
◆東陶機器株式会社
社長:木瀬照雄(きせてるお)
設立:1917年(大正6年)
本社:福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
事業内容:住宅、建築設備機器の製造・販売(タイル建材含む)
関連:タイル製造;東陶マテリア(株)
年商:5,122億円
(2007年3月期連結)
◆ダントーホールディングス株式会社
社長:加藤友彦(かとうともひこ)
設立:1885年(明治18年)
本社:大阪市北区梅田3-3-10梅田ダイビル
事業内容:タイル関連製品の製造・販売・施工及び資金の投資運用
関連:製造;ダントープロダクツ(株)
販売;ダントー(株)
施工;(株)カワオカタイル
年商:111億円
(2006年12月期連結)