ペンタックス、メガピクセル画像対応の内視鏡システム「i」シリーズを米国向けに発売
新内視鏡システム「 i 」シリーズを米国向けに販売開始
- メガピクセル対応で高画質画像を実現 -
ペンタックス株式会社(社長:綿貫 宜司)は、高画質、高解像度、多機能といった医療現場のニーズに応えて開発した、メガピクセル画像対応の新しい内視鏡システム「 i 」シリーズを米国向けに販売開始いたします。
本システムは、撮像素子にメガピクセルCCDを搭載したビデオスコープ「90i」と、高い画像処理能力を備えた光源・プロセッサー装置「EPK-i」とで構成。当社従来製品を超える高画質画像を得ることができるとともに、操作性を大幅に向上させ、当社内視鏡製品の設計コンセプト「ドクターの負担を減らし、患者さんの苦痛をなくす医療機器」を追求したハイエンドクラスの内視鏡システムです。
なお、本システムは5月20日から米国・ワシントンDCにて開催される「DDW2007」(Digestive Disease Week 2007)に出展いたします。
■発売概要
●内視鏡システム「i」シリーズ
・製品名 : ビデオスコープ : 90i
・上部消化器用ビデオスコープ EG-2990i
・下部消化器用ビデオスコープ EC-3890Li/Fi/Mi
光源・プロセッサー装置 : EPK-i
・販売開始時期 : 2007年5月20日
・販売地域 : 米国
※順次、欧州、アジア、日本でも販売予定
■主な特長
●ビデオスコープ「90i」
1.メガピクセルCCD採用
メガピクセルCCDを内視鏡で初めて採用。専用の対物光学系、配光光学系、デジタル信号処理により、高精細画像を得ることができます。
2.操作性の向上
I.内視鏡操作部のデザインを一新し、持ちやすさやアングル操作のしやすさ等を考慮した設計になっています。
II.内視鏡先端部の送気送水ノズルの配置や、配光レンズと対物レンズの位置関係等を見直し、観察に最適な設計になっています。
III.軟性挿入部は、当社従来製品のデータを基に最適と考えられる特性を追求し、設定しています。
●光源・プロセッサー装置「EPK-i」
1.フル・デジタル対応
スコープ側のデジタルデータを、プロセッサー側へ直接デジタル伝送する新方式を採用。高画質を維持したまま、画像処理を行ったり、静止画や動画で出力したりすることが可能です。また、機能の改善や追加を行うことを目的として、容易にファームウェアのアップグレードを行うことが可能です。
2.新画像処理エンジン
演算能力を当社従来製品比で約50倍に高めた新画像エンジンを搭載しています。複雑な計算を必要とする表面強調処理やコントラスト強調処理も、リアルタイムで処理できます。
3.タッチパネル採用
内視鏡用プロセッサーで初めてフロントパネルにタッチパネル方式を採用。当社従来製品のようなフロントパネルスイッチとキーボード、フットスイッチ等による方式に比べ、多様な機能を簡便な操作で使いこなすことができます。
また、使い勝手に応じて、画面上のスイッチの配置も変更することが可能です。
4.マルチ・ユーザーインターフェース
I.シリアルインターフェイス:USBメモリへのダイレクト画像記録をサポート
II.DV出力端子:音声入力にも対応したDV端子を標準で搭載
III.P-in-P機能:外部機器の画像入力機能も有し、フロントパネルのLCD上に表示可能
5.その他
I.ワンタッチでの着脱を実現するコネクターレバー
II.当社送水装置を遠隔コントロール可能
III.フットスイッチ専用の端子を装備
■主な仕様
※ 関連資料参照