矢野経済研究所、オンラインゲームサービスに関する利用動向調査結果を発表
オンラインゲームサービスに関するユーザ調査結果
■ 調査要綱
矢野経済研究所では、インターネット利用者一般における、「パソコン」「携帯電話」向けオンラインゲームサービスに関する利用動向調査を行った。
1.調査対象:一般のインターネットユーザ(有効回答者数1,203名)
2.調査期間:2006年7月~2007年1月
3.調査方法:弊社インターネットリサーチシステム「YDS」を利用したWeb アンケート方式にて調査を実施。標本は「性別」「年代別」の属性毎に均等割付を実施(年代は「19歳以下・20代・30代・40代・50代・60代以上」で設計)。
■ 調査結果サマリー
●「完全無料」型オンラインゲームは短時間利用。特に30分未満での利用率が最も高い。
オンラインゲームの利用経験(課金形態別)に関しては、パソコン・携帯電話共「完全無料」型が最も比率が高かった(パソコン向け89.3%、携帯電話向け54.8%)。回答は「30分未満」に集中した。
また、携帯電話向けの方がパソコン向けよりもオンラインゲームの利用経験率は低かったが、一方で有料型サービスの利用率は、全体的にパソコン向けよりも高かった。それぞれ、「ソフトウェアダウンロード時のみ課金」(パソコン向け7.3%、携帯電話向け29.3%)、「月額固定課金制」(パソコン向け8.8%、携帯電話向け31.6%)、「アイテム・アバター課金制」(パソコン向け6.6%、携帯電話向け3.8%)、「従量課金制」(パソコン向け2.5%、携帯電話向け10.4%)であった。
●パソコン向け有料サービスは、「30 歳未満」「男性」の利用率が高い。
女性の有料サービス利用率は男性の約半分。
パソコン向けの有料オンラインゲームサービスは、「アイテム・アバター課金制」「月額課金制」などの利用率が高い。性別・年代別傾向としては「30 歳未満」「男性」の利用率が高い。
「アイテム・アバター課金制」は、「19歳以下」(男性19.3%、女性10.5%)、「20代」(男性15.3%、女性6.0%)、「30代」(男性4.8%、女性2.6%)であった。
「月額固定課金制」は、「19歳以下」(男性14.8%、女性5.3%)、「20代」(男性16.5%、女性10.8%)、「30代」(男性16.9%、女性9.1%)であった。
●携帯電話向け有料サービスは、パソコンと比較し女性の利用率も高くなる傾向。
携帯電話向けの有料オンラインゲームサービスは、「月額固定課金制」「ソフトウェアダウンロード時のみ課金」などの利用率が高い。パソコン向けと比較し、若年層を中心に女性の利用率も高い傾向にある。
「月額固定課金制」は、「19歳以下」(男性43.6%、女性32.7%)、「20代」(男性41.9%、女性40.0%)、「30代」(男性41.7%、女性24.2%)であった。
「ソフトウェアダウンロード時のみ課金」は、「19歳以下」(男性35.9%、女性40.4%)、「20代」(男性25.6%、女性36.4%)、「30代」(男性27.8%、女性30.3%)であった。
■ 資料体裁
資料名:「2006年版国内オンラインゲーム市場研究 -ユーザ動向分析編-」
発刊日:2007年2月23日 体裁:A4判387頁
定価:157,500円(本体価格:150,000円 消費税:7,500円)
株式会社矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長:水越孝
設立:1958年3月 年間レポート発刊:約250タイトル URL: http://www.yano.co.jp/