三菱電機、柔軟なシステム構築可能な「iQ Platform」対応の産業用ロボットを発売
FA統合コンセプト「iQ Platform」に対応し、シーケンサ「MELSEC」との連携を強化
産業用ロボット「MELFA RV-SQシリーズ」発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、生産現場の各種FA(ファクトリーオートメーション)機器との連携を強化する「iQ Platform」に対応した産業用ロボット「MELFA RV-SQシリーズ」を5月24日から発売します。
本製品は「三菱電機産業メカトロニクスプライベートショウ(5月24日から26日 於:名古屋製作所)」で展示・実演します。
【 発売の概要 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 発売の狙い 】
近年、製造業の生産設備構築においては、開発から立ち上げ、運用、保守にいたる生産工程のトータルコスト削減とともに、設備内の各コントローラーが他のコントローラーや上位の情報システムと交わす大容量のデータをより高速に扱える製品が求められています。
当社は今年4月、各種FA機器の連携と開発環境の連携を共に強化する新コンセプトとして「iQ Platform」を提唱し、複数のCPUユニットや情報処理ユニットなどが高速・大容量で連携可能なシーケンサ製品群を発売しました。今回、「iQ-Platform」に対応した産業用ロボット「MELFA RV-SQシリーズ」を発売し、ロボットシステムのさらなる性能向上と、より複雑なロボットシステムの実現に貢献します。
【 新製品の特長 】
1.ロボットと「MELSEC-Qシリーズ」の融合により、柔軟なシステムが構築可能
従来、ドライブユニット内にあったロボット制御用のCPUを、今回「ロボットCPUユニット」にまとめ、「iQ-Platform」対応の「マルチCPU間高速基本ベース」のスロットに実装して、MELSEC-Qシリーズの周辺ユニット群やシーケンサCPUユニットと直接接続できるようにしました。MELSEC-Qシリーズの200種類を超える豊富な周辺ユニット群が直接使用できるので、システムの内容や規模に応じた柔軟なシステムを構築でき、信号関係の配線(最大256本)も一切不要になります。
2.処理速度の高速化により、生産性向上に貢献
ロボットを制御するCPUの処理速度を従来の約2倍※3に高速化し、位置決め精度※4と経路精度も向上しました。ロボット制御の高速処理だけでなく、生産設備を制御するシーケンサとのデータ交換や上位の情報システムとのデータ交換も高速に行い、システム全体のタクトタイム短縮が図れます。
※3:単位時間当たりのロボット言語処理ステップ数において。従来のSシリーズ:140step/秒、新製品:300step/秒
※4:位置決め終了後0.3秒経過時の誤差。従来のSシリーズ:50μm、新製品:10μm
3.安全性能を強化
ユーザグリップインターフェイスの追加、外部非常停止出力の機能追加等、安全性能を強化し、最新のISO-10218(産業用ロボット安全要求事項)に適合させています。より安全性の高いロボットシステムが構築できます。
【 システム構成 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 主な仕様 】
(※ 関連資料を参照してください。)
◆お客様からのお問い合わせ先/資料請求先
三菱電機株式会社 産業メカトロニクス事業部
〒100-8310 東京都千代田区丸の内2-7-3(東京ビル)
TEL 03-3218-6540 FAX 03-3218-6822
(※ 製品画像、発売の概要、システム構成、主な仕様は関連資料を参照してください。)