オートデスク、製造業向け3次元設計ソフト「Autodesk Inventor 2008」を発売
「Autodesk Inventor 2008」
製造業向け3次元設計ソフトウェア最新版を出荷
AutoCAD とのシームレスな相互運用を実現
オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、社長:鬼澤盛夫)は本日、製造業向け3 次元(3D)設計ソフトウェア製品の最新版「Autodesk(R) Inventor(TM) (オートデスクインベンター) 2008」シリーズ(日本語版)の全ラインナップのリリースが完了したことを発表しました。3次元での設計や検証を高速化、簡易化できるツールとして高いシェアを誇るAutodesk Inventor の最新版は、2次元CADのデファクトスタンダードである「AutoCAD(R)」とのシームレスな相互運用を行えることが最大の特徴です。
本日発表する製品は以下の4種類です。
・Autodesk Inventor Suite 2008 (3次元設計ソフトウェア。4月20日出荷済)
・Autodesk Inventor for Routed System 2008 (配管および配線設計ツール。本日出荷開始)
・Autodesk Inventor for Simulation 2008 (構造および動的解析ツール。本日出荷開始)
・Autodesk Inventor Professional 2008 (上記3製品を統合した製品。4月20日出荷済)
製造業における設計現場では、2次元設計と3次元設計が混在しているケースが大半です。設計者は、両者のツールをうまく組み合わせて設計を完成させることが求められていますが、混在環境における設計データの検索や再利用は容易ではありません。また、これまで蓄積してきたAutoCADなど2次元の知識や設計データが有効活用できないことを理由に、3次元への移行が難航するケースもみられます。
Autodesk Inventor 2008は、こうした問題を解決する「DWG TrueConnect」という新機能を搭載しました。AutoCADのファイル・フォーマットである「DWG」をAutodesk Inventorの保存形式に追加しているため、2次元と3次元とのシームレスな相互運用が実現できます。Autodesk Inventorで作成した図面をDWG形式で保存すれば、AutoCAD上でそのDWGデータを表示することや、計測、印刷が行えます。さらに3次元モデルとの関連が保たれるので、3次元モデルに変更があると、DWG図面も同時に更新されます。
この機能によって、データの共有が容易になり、設計効率が大幅に向上します。
また、ユーザから寄せられた声を反映させ、使い勝手を向上させるとともに、シミュレーションをはじめとする多数の機能を強化しており、より効率的な設計環境となっています。例えば、多くのユーザから求められてきた、シートメタル部品の設計に関する機能を強化しました。複数のフランジ(曲げ形状)を一括で作成できるなど、作業手順が簡略化されました。また、フラットパターン上にカットなどの形状が作成できるようになったことにより、実際の加工手順を3次元モデル上で再現できます。
【製品名】 【製品価格(税込み)】(カッコ内は税抜き価格)
Autodesk Inventor Suite 2008 ¥892,500 (¥850,000)
Autodesk Inventor for Routed System 2008 ¥1,197,000 (¥1,140,000)
Autodesk Inventor for Simulation 2008 ¥1,197,000 (¥1,140,000)
Autodesk Inventor Professional 2008 ¥1,340,850 (¥1,277,000)
Autodesk Subscription(サブスクリプション)は、年間契約のソフトウェアメインテナンスプログラムで、設計ツールを効率的にアップグレードでき、最新の情報を得ることができます。契約期間内はソフトウェアの最新バージョンの入手、オートデスクからの直接のWebサポート、マイペースで進められるトレーニング、そしてテクノロジーおよびビジネス上の広範な特典を受けることができます。
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