忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.25.Mon
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'05.16.Wed

エントラストジャパンなど4社、「学術機関向けUPKIプロジェクト」を発足

業界初、学術機関向け電子認証基盤の統合推進プロジェクト発足
4社のアライアンスにより、全国の大学間ネットワーク連携構想の基盤となる
認証ソリューションを開発・提供


 エントラストジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:保坂 真、以下エントラストジャパン)、セコムトラストシステムズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:伊藤 博、以下セコムトラストシステムズ)、住生コンピューターサービス株式会社(東京本社:東京都新宿区、代表取締役社長:永富 晶、以下住生コンピューターサービス)、株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都港区、執行役社長:中村 博行、以下日立システムアンドサービス)の4社はこの度業務協業を行い、全国の大学・学術機関に向けて電子認証基盤の構築・統合を支援するためのソリューションを共同で開発・提供し、全国の大学間ネットワークの連携構想を推進する業界初のアライアンスプロジェクト「学術機関向けUPKIプロジェクト」を発足することで合意致しました。


■本プロジェクト発足の背景
 
 現在、大学を中心とした学術機関に於いて、ITを活用した最先端学術情報基盤の実現に向けて、全国的なネットワークの連携推進ならびに大学間での認証基盤の連携の機運が高まっています。
 これは、日本の学術研究の発展のために情報学分野の学術総合研究を行なう「国立情報学研究所(以下、NII)」が提唱する最先端学術情報基盤(サイバー・サイエンス・インフラストラクチャ:CSI)構想に基づくものです。現在、NIIではこれを実現するための認証基盤の連携を目指しており、その仕様や利用方法についてUPKI(University Public Key Infrastructure):全国共同電子認証基盤構築事業を公開しています。
http://upki-portal.nii.ac.jp/

 UPKIは、各組織の電子認証基盤を用いて、連携する大学同士が互いのネットワークにセキュアに入れるようにしたり、共通に利用できる機能を活用しあえるようにしたりするものであり、将来的には全国の大学間での単位互換や、各大学のネットワークのシングルサインオン、各大学の持つネットワークやコンテンツの相互有効利用が期待されています。現在多数の大学がこの構想への参画意図を表明しており、現在は国立情報学研究所と8大学等からなる学術情報ネットワーク運営・連携本部が仕様(案)の提示を行っております。その仕様(案)に対して、全国共同利用情報基盤センターをはじめとし、全国の大学、短期大学、高等専門学校等からなるUPKIイニシアティブが窓口となって、全国の意見、要望を取りまとめて事業を推進しています。

 本プロジェクトは、このUPKIの推進を目的として発足したものであり、エントラストジャパンの持つPKI、シングルサインオン、二要素認証等の認証基盤ソフトおよび暗号化技術を活用したPC/ネットワーク認証セキュリティ強化ソリューション、セコムトラストシステムズの世界最高水準のセキュリティ対策されたデータセンターで運用されるエントラスト製品を用いた高信頼性の認証サービス提供や防犯・防災、物理的セキュリティ管理サービス、住生コンピューターサービスのエントラスト製品構築サービスおよびアイデンティティ管理システムや業務パッケージとの連携ソリューションの提供とその構築サービス、日立システムアンドサービスのエントラスト製品の設計・構築サービスやそれに付随するネットワークセキュリティの提供、4社の持つソリューションを連携させて、学術機関向けの安全性の高い認証基盤を開発・提供するもの
です。


■本プロジェクトの内容

 本プロジェクトの具体的な展開内容は以下の通りとなっております。

・4社連携によるUPKI推進のための統合認証基盤ソリューションの開発
  各社の持つソリューションを連携させることにより、学術機関向けの統合認証基盤に必要とされるソリューションを全て兼ね備え提供できる体制を構築します。

・4社連携による学術機関向けの営業・マーケティング活動の実施
 学術機関に向け共同で営業・マーケティング活動を実施するとともに、UPKI推進・啓蒙に向けた活動を同時に実施して参ります。

・具体的な受注案件に対する共同開発
 学術機関からの受注案件に対して、共同で開発・構築を進めて参ります。

・プロジェクト推進のための支援策提供
 プロジェクト推進のため各社で具体的に下記のような支援策を提供して参ります。


【エントラストジャパン】
 本プロジェクト推進のために学術機関に対しての製品の評価パッケージのご提供、学術機関向け販売パッケージのご提供、プロジェクト向け情報Webの提供、プロジェクト向け情報共有スペースの提供、デモ用製品の提供、顧客訪問用資料の提供、製品個別のプレゼンテーション資料の提供、マスマーケティング向け情報発信を実施します。

【セコムトラストシステムズ】
 本プロジェクト推進における、販売活動、エントラスト製品導入のトータルコーディネイト、世界最高水準のセキュリティ対策されたデータセンターで運用する各大学向けプライベートCA局の運用サービス、ICカードソリューションを提供します。

【住生コンピューターサービス】
 本プロジェクト推進のためにエントラスト製品の設計および構築サービスを提供いたします。
 ネットワークインフラ認証基盤のコンサルティングから構築まで一貫したサービスの提供にとどまらず、認証強化の一つとしてのアイデンティティ管理システムや、エントラスト製品と連携する生体認証製品、情報漏えい対策製品、ワークフローなど業務パッケージとの連携ソリューションをも提供します。

【日立システムアンドサービス】
 本プロジェクト推進のためにエントラスト評価パッケージの設計・構築サービスの提供、エントラスト販売パッケージの設計・構築サービスの提供、SSL-VPNなどのネットワークセキュリティーソリューションの提供、文教向けパッケージ(学生向け情報発信システムや図書管理システム)の提供、業種に特化したアプリケーション開発、エントラスト製品をはじめ各製品のサポートサービスを提供します。


■今後のロードマップ・目標
 本プロジェクトの発足以前から既に、UPKIを視野にいれた大学向け認証基盤構築の第一号案件として2006年4月より、エントラストジャパンのソリューションを活用した東京工業大学のキャンパス共通認証基盤システムが稼動しております。
 今回のアライアンスプロジェクトの発足により、今後4社がさらに連携を強化する形で、全国の大学に向けて認証ソリューションの開発、提供を進めて参ります。また同時に、さらなるシステムインテグレーター・パートナー企業との協業を進める形で、本アライアンスプロジェクトの拡大につとめて参ります。
 具体的な目標として、3年後には100大学以上からの案件獲得を目指しております。


【東京工業大学 学術国際情報センター准教授 飯田 勝吉様からのエンドースメント】
 このたびの、学術機関向けUPKI推進プロジェクトの発足を大変喜ばしく思っております。
 本学では、エントラストジャパン様のシングルサインオンソフトウェアGetAccessを中心としたキャンパス認証認可システムが稼働しております。このシステムは、ICカードによるPKI認証とマトリクスコード認証という二つの認証方式を採用していることが特徴です。現在では、ウェブメール、財務会計システム、キャンパス無線LANのアクセスなどによって、キャンパス内で日常的に使われております。大学入学・就職時に発行される唯一の計算機アカウントとして、情報システムの管理性も向上しております。
 本プロジェクトの発足により、学術機関にむけた利便性・安全性の高い電子認証基盤構築のためのソリューションの整備が進むことを期待しています。

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[26093] [26092] [26091] [26090] [26089] [26088] [26087] [26086] [26085] [26084] [26083
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]