中電工、要介護者がベッドから離床する動作を感知するシステムを開発
離床検知システム ケアセンサー「エコー・アイ」を開発
【“転ばぬ先の安心システム”】
当社は、山口大学と共同で離床検知システムを開発しました。
システムは、ベッド側に超音波センサー利用の検知装置、管理人室に監視モニター、通信装置としての電灯線搬送装置から構成されています。シンプルで使いやすいうえ、コンセントがあればどこでも取付け可能な電灯線搬送通信方式を採用しているため、既存の建物へ簡単に、しかも低コストで導入することができます。
このシステムを適用する一例として、超音波センサーを使って要介護者がベッドから離床する動作を感知し、管理室に音や光などで知らせ、確認した介護者がかけつけて介添えします。
これにより、要介護の高齢者などが、ベッドから転落または離床時に転倒し、骨折する等の不測の事態を未然に防ぐことができ、介護者の負担も減らせる支援ツールになるものと考えています。
現在、中国地方の高齢者福祉施設に実証を兼ねて1件納入しており、好評を得ています。
今後は福祉関係の顧客に積極的な営業展開を行い、受注拡大を目指します。
なお、本システムは特許を出願済みであり、東京ビッグサイトで開催される2007電設工業展(5月23日~25日)へ出展し、広く紹介することとしています。
また、本システムは、高齢者福祉施設等におけるニーズの実態調査を行った結果、介護支援を必要とする高齢者のベッド等からの転落を防止する装置の開発要望が多かったことから、開発に取り組んだものです。
■製品の特長
◎人に優しい超音波センサーを採用した安心・安全システム。
◎頭上と足元、2組のセンサーの組合せで高感度検知を実現。
◎電力線搬送を使用するのでコンセントがあればどこでも簡単に取付け、移動も簡単。
【 一般的な高齢者福祉施設の場合、1日で取付け・調整可能 】
◎1ベッドから数十ベッドまで簡単に増設でき、かつ、廉価なシステム。
◎介護者が簡単に利用でき、専門知識は不要。【夜間における介護労力の軽減が可能】
以 上