GEフリートサービス、法人向け車両管理システム「GEテレマティクス・サービス」を提供
GEフリートサービス、法人顧客向けにテレマティクス・サービスを提供開始
~車両の運転挙動、位置情報を取得することにより、情報の「見える化」を実現。
シックスシグマの活用で安全性向上、CO2排出量削減、車両管理コスト軽減に寄与~
GEの法人向け金融サービス部門で、オートリースを中心とした総合車両管理サービスを提供するGEフリートサービス株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:呉 文精)は、無線通信ネットワークを介した車両管理システム「GEテレマティクス・サービス」の提供を、2007年7月から法人顧客向けに開始します。オートリースを利用する企業は、GEテレマティクス・サービスを導入することで、車両の運行・管理に関わる情報が「見える化」し、安全で環境に配慮した車両運行や車両管理コストの削減を実現することができます。
1.サービス導入の背景・目的
2007年4月に株式会社矢野経済研究所の調査「ITSテレマティクス市場~2015年予測」によると、2007年末までの商用車向けテレマティクス・サービス導入車両は約11万台、2010年には約25万台に増えると予測されています。市場成長の背景には、2006年4月に施行された改正省エネ法によるCO2排出量に関する報告書作成義務(車両台数200台以上の運送業者が対象)、原油価格高騰による燃料コストの削減要求の高まりなどがあります。GEフリートサービスでも、このような顧客からの要望に応えるべく、米国本社で2005年11月に提供を開始したテレマティクス・サービスの経験を踏まえ、日本の顧客や市場環境に合わせて本サービスを日本でも展開することとなりました。
2.「GEテレマティクス・サービス」の仕組みと特徴
今回、サービスの開始に先駆け、テレマティクス・サービスの中核を成す車載機器を、国内有数のセンシング技術を有するオプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:小林 徹)と共同開発しました。この車載機器から、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼会長:小野寺 正)が提供する無線通信ネットワークを介して、車両の運行・管理に関わるデータをインターネット上で顧客企業にタイムリーに提供します。
また、GEフリートサービスは、シックス・シグマの手法を用い、GEテレマティクス・サービスにより「見える化」したデータや異常値の傾向を分析し、顧客企業に対して車両の運行・管理に関する改善策を提案します。顧客企業は改善策を実行することにより、安全運転および事故削減、環境に配慮した車両運行、車両管理コスト削減を実現することができます。
3.GEテレマティクス・サービスのデータを用いた車両の利用・管理に関する改善提案例
1)安全運転・事故削減
-運転挙動データ分析に基づく安全運転指導
-事故予防を目的とした改善指導
-事故削減コンサルティング
2)環境に配慮した車両利用の促進、およびCSR
-急発進・急加速・急ハンドル、アイドリングなどのエコ運転診断と改善策の提案
-CO2排出量削減支援
-環境レポート作成支援
3)車両管理の改善
-コンプライアンス(スピード超過防止、労務管理等)
-車両の不正利用の防止
-車両管理の効率化
4)コスト削減
-燃料費削減
-車両利用状況の改善による各種コスト削減
-車種・台数の最適化
4.サービス料金と今後の展開
GEフリートサービスは、7月より大口の顧客を中心にコンサルティング診断を開始し、順次、サービス提供を拡大します。開始1年間で4,000~5,000台のリース車両への導入を目指します。また、本サービスは、1台あたりの月額3,000円以内での提供を予定しています。
今後、GEフリートサービスは、GEテレマティクス・サービスを基盤として、顧客の個々の要望に応じた次世代型総合車両管理の提供を目指します。
[GEフリートサービス株式会社について]
GEフリートサービス株式会社(GEFS)はGEの100%子会社で、機器・オートリース、不動産などの法人向け金融を提供するコマーシャル・ファイナンスに属します。日本全国の法人向けに、オートリース、割賦販売、リース車両のメインテナンス業務、財務、自動車管理等に関するコンサルティング業務、リースアップ車両の中古車販売、損害保険代理業およびウェブを使用した車両管理サービスを提供しています。フリートサービスは、北米、欧州、日本、オーストラリアおよびニュージーランドといった世界28カ国で車両管理サービスを展開するグローバルなフリートマネージメント会社で、160万台以上の車両・トラックを保有しています。詳細は、当社のサイト:http://www.gefleet.co.jpをご覧ください。