リニアテクノロジー、デュアル2.25MHz同期整流式降圧DC/DCコンバータを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3419/3419-1」を販売開始
チャネル当たり最大600mAを供給する、3mm×3mmDFNパッケージの
デュアル2.25MHz同期整流式降圧DC/DCコンバータ
2007年5月23日-リニアテクノロジーは、各チャネルから最大600mAの出力電流を連続供給可能なデュアル出力、高効率、2.25MHz、同期整流式降圧レギュレータ「LTC3419/3419-1」の販売を開始しました。
LTC3419EDDとLTC3419-1EDDはともにDFN-8パッケージで、LTC3419EMSとLTC3419EMS-1はMSOPパッケージで供給され、1,000個時の参考単価はいずれも246円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3419は固定周波数電流モード・アーキテクチャを採用し、2.5V~5.5Vの入力電圧で動作するので、1セル・リチウムイオンはじめ複数セル・アルカリまたはNiMHアプリケーションに最適です。2つの独立した0.6Vという低い出力電圧を生成可能で、最新世代の低電圧DSPやコントローラに電力を供給することができます。また、1.575Vと1.8Vの固定出力電圧を供給する固定出力電圧バージョンLTC3419-1も提供します。どちらのバージョンも2.25MHzのスイッチング周波数を使用するので、高さ1mm以下の小型で低コストのセラミック・コンデンサやインダクタを使用可能です。デュアル・アーキテクチャ、小型の外付け部品、3mm×3mmDFN(またはMSOP-10)パッケージを特長とするLTC3419/-1は、デュアル出力電圧レール向けの非常に小型の同期整流式降圧ソリューションです。
LTC3419/3419-1はRDS(ON)がわずか0.4Ωの内部スイッチを使用して、96%の高い効率を達成します。また、100%デューティサイクルの低損失動作により、入力電圧と等しい出力電圧が可能で、バッテリ動作時間をさらに延長します。無負荷時の消費電流はわずか35μA(両チャネル)で、シャットダウン時には1μA以下に低減されるので、最適なバッテリ寿命を保証します。LTC3419/3419-1は自動Burst Mode(R)動作を使用して、負荷電流が連続動作に必要なレベルを下回った際のゲート電荷損失を低減し、軽負荷時に効率を最適化します。ノイズに敏感なアプリケーションの場合は、Burst Mode(R)をディスエーブルし、より低ノイズのパルススキップ・モードにすることができます。このほかに、チャネルごとに独立したソフトスタート、短絡保護、内部補償などを特長としています。
■LTC3419/3419-1の特長
・VIN=3Vでのチャネル当たりの電流:600mA
・高効率デュアル降圧出力:最大96%
・動作時の消費電流(両チャネル):わずか35μA
・2.25MHzの固定周波数動作
・入力電圧範囲:2.5V~5.5V
・低損失動作:100%デューティサイクル
・ショットキー・ダイオードが不要
・あらゆるセラミック・コンデンサに対して内部補償
・チャネルごとに独立したソフトスタートを搭載
・固定出力バージョンあり:1.8Vと1.575V
・電流モード動作により、優れた入力および負荷過渡応答を実現
・0.6Vリファレンスにより、低出力電圧が可能
・ユーザが選択可能なBurst Mode(R)動作
・短絡保護
・シャットダウン時の超低消費電流:IQ <1μA
・小型MSOPまたは3mm×3mm DFN-8パッケージ
注:RDS(ON)のRD(ON)、VINのINは下付。
添付画像:デュアル2.25MHz、600mA同期整流式降圧DC/DCコンバータ
以 上